達人の芦原英幸先生の指導内容です。
具体的には、以下書籍の43ページに掲載されています。
攻撃技として、投げることより、パンチを入れることの方がはるかに容易です。
そこで今回は、芦原空手技術として、パンチの代わりに投げる理由を考えてみました。
最初に結論です。
①効果的なパンチのタイミング・間合いを習得できるため
②パンチに比べて投げで制圧する方が安全だから
私の専門はフルコンタクト空手の芦原空手(芦原会館)です。
芦原空手を含むサバキ系空手関係者の方、ご自身の「投げ」に関する見解と比較いただき、新たな発見があれば幸いです。
他流派の関係者の方、空手に少しでも興味がある方、芦原だけでなく、流派によって「投げ」が指導される場合もあると思います、あくまで芦原門下生見解ですが、少しでも参考になれば幸いです。
次から深堀りしていきます。
芦原空手の投げについて
まず最初に、芦原空手の「投げ」について、整理します。
以下3つがあります。
・巻き込み投げ
・裏投げ
・ステップの投げ
以下の技術書の132~135ページに、写真付きで詳細な解説が掲載されていますので参考に。
芦原空手の型にも全ての「投げ」が入っていますので、以下商品でも学べます。
①効果的なパンチのタイミング・間合いを習得できるため
レベルが近い相手との組手において、投げることは容易ではないです。
正面に向かい合って、崩れてない状態から投げるのは、まず無理でしょう。
投げるためには、相手を崩すこと、もしくは、有利なポジションと取ること、が必須です。
相手を投げる場合、手の動きとしては、相手を掴む、もしくは、相手を押さえる、になります。
この時の手は、投げでなくパンチに代替することができます。
相手を投げることができるタイミング・間合いであれば、パンチを入れた時の破壊力は絶大です。
また、投げができれば、パンチを数発入れることもできます。
everkarate投げの稽古をすることで、パンチの破壊力UPに繋がります。
芦原空手の型の挙動で、「投げ」を「パンチ」に変えたらどうなるか、例として挙げます。
対象は、「投げの型1」③の挙動 です。
(相手の右前蹴りに対して)ステップバック外受け → 右足クロスステップ → 相手の顔面を右手でリードして裏投げ
↓型の中の「投げ」を「パンチ」に変えると以下になります。
(相手の右前蹴りに対して)ステップバック外受け → 右足クロスステップ → 相手の顔面に右フック
このような技がクリーンヒットすれば、一撃で戦闘不能です。
②パンチに比べて投げで制圧する方が安全だから
芦原空手では「サバキ」と呼ばれる組手方法があります。
一般的には、色帯(白帯~茶帯)が黒帯に対して攻めて、黒帯は投げとローキックで制圧していきます。
黒帯には、パンチ無し、中段以上の蹴りは無しと、縛りが設けられています。
上述①のとおり、投げができるということは、そのタイミングでパンチを入れることができますが、破壊力が大きく、稽古で黒帯が色帯相手に出せる技ではないです。
対して、



投げで制圧することができれば、相手の色帯にケガをさせることはまずないです。
厳密に書くと、投げ方によっては、相手の頭部を直接的に地面に当てる危険な投げもありますが、芦原の黒帯であれば、安全な投げ方を習得しているはずです。
以下の芦原空手の方針に基づいて、技術向上していくべきです。
・正しいサバキはより安全である。
・安全に楽しく学ぶのが芦原カラテである。


まとめ
今回は、芦原空手技術として、パンチの代わりに投げる理由を記載しました。
①効果的なパンチのタイミング・間合いを習得できるため
②パンチに比べて投げで制圧する方が安全だから
私も色帯時代に指導員から実際に、「投げを極めるよりパンチを入れる方が容易」と指導を受けたことがあります。
色帯時代の当時は、ピンと来なかったと記憶しています。
あくまで、「投げ」は技として見ていました。
黒帯になり、サバキの鍛錬を繰り返すことで、今回テーマ「投げはすべてパンチである」が理解できるようになりました。
投げのタイミング・間合いで、手をパンチに変更するとどうなるか?
を考えると、技のバリエーションも増えていき、面白いものです。
また、安全に強くなれることは、芦原空手の特徴・メリットです。
武術探求の面白さ、かつ、安全に強くなれる稽古体系は、本ブログコンセプト「生涯武道」にも繋がります!
今回は以上です。
以下記事も参考にどうぞ。!






