これは達人の芦原英幸先生の指導内容です。
具体的には、以下書籍の177ページに記載があります。
今回は、「うまくなりたかったらストレッチ」の理由について、考えてみました。
最初に結論です。
①フォームが整う
②技のキレが増す
③柔らかい動きができる
私の専門は芦原空手(芦原会館)です。
芦原空手はもちろん、武道全般に通ずる内容でもあるので、関係者はご一読いただければ幸いです。
それでは深堀りします。
ストレッチにより関節の可動域が増える
ストレッチにより各関節を伸ばすことで、関節の可動域が増えます。
もちろん、人それぞれ柔軟性は違います。
私のような中高年の方で、特に、習慣がない人がストレッチすると、体の硬さを感じると思います。
体が硬い人でもストレッチを継続することにより、何もしてない状態と比較すると、確実に関節の可動域が上がります。
以降に、関節の可動域が上がることで空手がうまくなる理由を記載します。
①フォームが整う
特に、空手の基本技が対象です。
基本技をマスターするには、最低限の柔軟性(=関節の可動域)が必要です。
硬すぎると、正しい技のフォームが身に付かないためです。
蹴り技でこの傾向が顕著に見えます。
特に基本稽古の、前蹴上げ、回し蹴り、のフォームを見れば、当人の修練具合がよく分かります。

②技のキレが増す
関節の可動域が上がると、技のキレが増します。
例として、子供の動きです。
一般的に、大人より子供の方が柔軟性があります。
特に蹴り技では、大人に比べて、子供はムチのように弾く蹴りを出す傾向があります。

③柔らかい動きができる
柔軟性が増すと、より柔らかい動きができます。
武術用の理想の体の使い方としては、柔らかさが必須と考えています。
パワー・筋力をアップしても、実際の戦闘用の動きでは力を抜く必要がある・・・経験者であれば納得すると思います。
これは、芦原英幸先生の技術ビデオの「70人組手」の最初のナレーションです。
柔らかい動きがうまさに繋がることがよく分かります。

まとめ
今回は、「うまくなりたかったらストレッチ」の理由について記載しました。
①フォームが整う
②技のキレが増す
③柔らかい動きができる
書いてみて思いましたが・・・
これらは空手の技を上達させるために必須なファクターばかりです。
技の上達は、そのまま武力アップに繋がります。
一般的な空手の道場では、稽古の最初にストレッチ(柔軟)をします。
準備運動の位置付けと考える方もいるかもしれませんが、上達のために必須な稽古です。
本ブログコンセプトの「生涯武道」を実践するためにもストレッチは必要と考えています!
今回は以上です。
次回は、「強くなりたかったらパワーアップ」の理由について記事にします。
以下記事も参考にどうぞ!








