ヒットマッスルの鍛え方 3つ 空手全般/中高年/万人 向け

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今回は、空手家目線で見たヒットマッスル(ヒッティングマッスル)を鍛える理由と、その鍛え方を記載します。

一般的にヒットマッスルとは、パンチ力に関係する筋肉で主に背中の筋肉を指します。

今回は、パンチ力を上げるために必要な筋肉全般として深堀りしていきます。

最初に結論です。

理由として、

ヒットマッスルを鍛えることによる、パンチ(手技)の伸びシロが大きい。

鍛え方として、

①ミット・サンドバック稽古

②懸垂

③拳立てふせ 

中高年サラリーマンの私の専門は芦原空手(芦原会館)です。

・芦原空手を含む空手全般の関係者の方に有益な内容

・中高年を含む万人向けの日常生活におけるメリット

を記載しますので、興味にある方はぜひ参考にしていただければと思います。 

それでは、深堀りしていきます。

目次

ヒットマッスルが必要な理由

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空手のパンチにおいては、一定レベル以上を目指すとなると、ヒットマッスルを鍛えるべきです。

理由は、足技に比べて、パンチ(手技)は、ヒットマッスルを鍛えることによる伸びシロが大きいからです。

足の力は手の3倍以上あるので、持論ですが、足による打撃技向けの特別な筋トレは不要と考えています。

ちなみに、下半身全般の空手’外’の補強メニューを過去記事で記載しました。

鍛える目的が「足による打撃技」の鍛錬とは違いました。

次からが、ヒットマッスルの具体的な鍛え方です。

①ミット・サンドバック稽古

ミット・サンドバックを実際に叩くことにより、打撃時の筋肉が養われます。

基本稽古では正しいフォームとインパクト時のタイミングを習得しつつ、よりスピーディな動きを目指していきます。

これは、本当に重要な稽古です。

↓私が使っているおすすめのサンドバッグ

リーズナブルにもかかわらず重量感があります。

空手の基本技を使って、いざ、フルコンタクトな打撃を加えるとなると・・・以下の2種の筋肉の使い方をします。 

(1) インパクト時に反発してくる衝撃を自身の体で受け取めます。

この際、衝撃を受け取めるために、筋肉が必要になります。

実際にモノを叩くことにより、打撃を受け取める筋肉が発達していきます。

(2) もう一つは、インパクト時に込めるパワーを大きくするための使い方です。

力(パワー)を突き詰めたら、やはり筋肉が必要です。

打撃力を上げるために、インパクト時に込める力をより強大にしようとし、結果的に筋肉が発達していきます。 

「グラップラー刃牙」:7巻より、お気に入りのシーンを記載します。

鬼の背中を持つ範馬勇次郎。

世界中の戦場を飛び回り、武器を全くもたずに、自らの体を武器として、ひたすら戦闘(打撃)し続けることにより、戦闘用の筋肉を鍛え上げた。

範馬勇次郎がオーガ(鬼)と呼ばれる所以は、異常なまでに発達した打撃用筋肉(ヒッティングマッスル)が造る背中の筋肉の形相。

背中に宿るのは、バーベルトレーニングなどで作った不自然な筋肉ではない、闘いの中で淘汰され積み上げられた格闘(グラップル)の結晶。

かなりの極論になりますが、打撃用の筋肉をつけるためには、実際に打撃することが必須と考えさせる1シーンです。

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私が運営する支部道場の稽古メニューで、毎回ミット稽古を取り入れているのは、実は、このシーンからの影響も受けています。 

②懸垂

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シンプルに、背中~腕の筋肉を鍛えるには、懸垂が効率的と考えています。

自重トレーニングのため、不自然な筋肉の付き方とならずに、全般的に鍛えることができます。

所属流派の芦原会館では、補強トレーニングとして、懸垂を重要視しています。

芦原英幸先代館長の意向で、本部道場には懸垂専用バーも設置されています。

パンチ力を強くするには、体の後ろの筋肉を鍛える必要があり、そのために最も効率的な補強運動が懸垂になります。 

家で懸垂をしようとしても、適切な場所はほぼないと思います。

おすすめの懸垂バーは以下です。

私は BODYMAKER品 を使っています。

雨天時の物干し竿としても使用できるので、一石二鳥的アイテムです。

③拳立てふせ

「拳立てふせ」は、手の平を「パー」から「グー」(=拳)に変えた「腕立てふせ」です。

畳1枚のスペースでできます。

パンチのインパクト時に負荷がかかる手首を中心に、腕~背中を鍛えることができます。

中高年の方、ゴルフで地球(地面)を打って手首を痛めたことはないですか?

「拳立てふせ」で手首を鍛えると、負荷に対して強くなり、ケガをしにくくなります。

拳を地面につけることになるので、拳が痛いと思う人、無理をしなくていいんですよ。

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マット・布・等をクッションとして敷いても手首を鍛えるには十分な効果があります。

私が芦原会館総本部時代、当時の指導員から、拳立てふせを指導いただきましたが、床に直接拳を置くのではなくマットを敷いていました。

当時、主に以下2点を指導いただきました。

(1) 空手のパンチを即したインパクト箇所(接触面)を意識し、人指指と中指の付け根に体重を乗せるイメージ

(2) 回数ではなくフォーム重視

まとめ

今回は、ヒットマッスルを鍛える理由と、鍛え方 3つ を記載しました。

【理由】

ヒットマッスルを鍛えることによる、パンチ(手技)の伸びシロが大きい。

【鍛え方】

①ミット・サンドバック稽古   

②懸垂

③拳立てふせ

さて、最後になりますが、ヒットマッスルを鍛えることで得られる、万人向けのメリットをもうひとつ記載します。

それは、姿勢の正しさです。

背筋を中心に体幹を鍛えることで、背スジが伸びた姿勢をキープできるようになります。

猫背気味だった私も、ヒットマッスルをつけるための鍛錬をすることにより、猫背が改善して、姿勢が正しくなりました。

デスクワークにより、猫背になっているサラリーマンの方、背中の筋肉をつける運動をしてみましょう。

背スジが伸びた正しい姿勢と、猫背を比べて、見た目がいいのがどちらかは、一目瞭然です。

正しい姿勢の人から一礼をされるのと、そうでない場合は、相手の受取り方も変わってきます。

ビジネス・社会生活において、姿勢が正しければ、得意先・仕入先からの印象も変わってきます。

結果として、ビジネスがうまくいく可能性も上がるのでは?と考えています。

今回は以上です。

↓懸垂が上がらない人、本気で懸垂をしたい人、以下書籍が最もおすすめです。

以下記事も参考にどうぞ。

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