空手を継続すると、精神的に強くなります。
経験者はもちろんですが、未経験者も何となくは理解できることかと思います。
今回はその理由を記事にします。
最初に結論です。
①日常では受けないストレスを経験
②平常心をキープできる
③武力による全能感
私の専門は芦原空手(芦原会館)です。
芦原空手はもちろん、他流派の関係者も、ご自身の見解と比較いただき新たな気付きがあれば幸いです。
また趣味として空手を検討している方にも参考になる内容です。
それでは深堀りしていきます。
①日常では受けないストレスを経験
日常生活では殴る・蹴るの攻防をすることはまずないです、あったら警察沙汰です。
そんな中、特にフルコンタクト空手の場合は、道場では全力で攻防します。
攻撃側、防御側(芦原空手の場合はサバく側)、双方ともに日常では受けることがないストレスを受けることになります。
稽古を重ねて組手に慣れてくると、攻防時の耐性ができてきます。
この組手時のストレス耐性が、精神的に強くなれる理由の一つと考えています。
ストレスの多い現代社会です。
本業がサラリーマンの私もストレスを抱えることはありますが、振り返ると
・色帯時代の黒帯との組手
・茶帯→黒帯の昇段審査時のサバキ
これらに比べると、サラリーマンのストレスなどはたいしことはないです。
極論を言えば、サラリーマンは社会常識を守り、悪事を働かなければ、クビになることはまずありませんので。
②平常心をキープできる
私が白帯初期の頃です。
組手時は、黒帯の先輩に本気で倒すつもりでかかっていきました。
闘争心のみで、頭の中は倒すことしか考えてなかったです。
芦原空手の場合、茶帯以上はサバキ技術で下級者を制圧します。
実は、茶帯の頃にサバキをしている際も、サバキ技術をもって倒すことのみを考えていました。
白帯の時と技術は違えど、頭の中は同じでした。
黒帯になり、サバキ・組手を繰り返す内に、心の持ち様が変化していきました。
組手・サバキ時は、「倒すこと」ばかり考えるのではなく、「平常心」で臨んだ方が明らかにスムーズに動けることに気が付いたからです。
平常心で臨むことは、武道の理想でもある「頭で考えずに体が勝手に動くこと」に繋がっています。
組手・サバキを重ねていくと、戦闘用の理想の心の持ち様「平常心」がキープできます。
「平常心」をキープできれば物事に動じることは少なくなり、結果として精神的に強くなることに繋がります。
③武力による全能感
どの流派に所属したとしても、空手のベースは「殴る」「蹴る」の打撃格闘技です。
継続すると確実に武力(=強さ)のレベルが上がります。
武力が上がると、全能感が得られます。
武道本ではないですが、以下書籍でうまく表現されています。
本書より、抜粋します。
「自信のない人は筋トレをして下さい。
・・(中略)・・
上司も取引先もいざとなれば力ずくで葬れると思うと謎の全能感
・・(中略)・・・以上の理由から自信がつきます。」
「謎の全能感」・・この感覚は武道を継続することでも得られると私は考えています。
全能感により何事にも自信が付くと、精神的に強くなります。
まとめ
今回は、空手を継続すると、精神的に強くなる理由を記載しました。
①日常では受けないストレスを経験
②平常心をキープできる
③武力による全能感
他にもあるかもしれませんが、中高年サラリーマンの私が思いつく3点です。
まさに精神的に強くなっていると思いませんか?
程度は違えど、空手を継続したらこのような理想の状態に繋がっていきます。
また、社会人であれば、ブラック企業でなくても、何等かのストレスを受けるはずです。
私の場合、サラリーマン生活を送る上で、精神的に強くなれる空手を継続していて、心から良かったと思っています。
逆に、空手を継続してなければサラリーマンが継続できているのか?と思うくらいです。
空手の精神面の恩恵を改めて考えて稽古継続することができれば、本ブログのコンセプト「生涯武道」にも繋がります!
今回は以上です。
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