組手を諦めないために「組手再入門」がおすすめの理由2つ 武道全般 向け

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こんにちは、everkarateです!

今回は「組手を諦めない」をテーマとしたとき、書籍「組手再入門」を読むべき理由を記載します。

中高年サラリーマン空手家の私から見た見解です。

最初に結論です。

①理想の目付が理解できる

②打撃稽古に対する認識が変わる

長く武術を継続していると、こと「組手」に関しては、さまざまな考えを持った人を見ます。

加齢と共にパフォーマンスが落ちてきて、空手自体は継続しますが「組手はやらない」もしくは「加減する」。

社会人であれば、本業に差し支えない範囲で武術を継続すべきと考えて当然です。

でも、せっかく空手を継続しているのに組手を諦めるのはもったいないです。

空手を含む武道を継続していて、組手に限界を感じている方、今回記事をぜひ参考にしていただければと思います。

また、私の専門は芦原空手(芦原会館)ですが、今回は武道全般に通ずる内容です。

それでは、深堀りしていきます。

目次

書籍「組手再入門」の紹介

簡単に本書籍を紹介しますと、中国拳法「太氣拳」の書籍です。

著者の天野敏先生は、太氣拳の創始者:沢井健一先生の直弟子で、空手の経験者でもあります。

私がこれまで読んできた中国拳法の書籍の中では、一番有益と感じています。

空手経験もある著者から見た空手稽古に対する見解はとても参考になります。

①理想の目付が理解できる

「電車に乗り、窓ガラスに映った自分の顔を見ると同時に外の風景も見る、そんな風に相手を見なさい」

これは本書に記載の澤井健一先生の指導内容です。

少し噛み砕くと、組手の際には相手の攻撃部位つまり技を見るのではなく、相手全体を見るようにすることを指します。

剣術では「遠山の目付」として指導されると思います。

↓参考書籍↓ 沢井健一先生の著書

私は上級者に対して、約束組手・サバキ(組手)時にはこの内容の指導をします。

先日の約束組手時にもこの指導をしたところ、当人の動きが格段にスムーズになりました。

ただし、あくまで、ある程度技を覚えた上級者(茶帯以上)が対象です。

空手の技を学ぶ際には、まずは相手の技を見て慣れることからスタートです。

↓参考記事↓ 武道において目の使い方が重要な理由

②打撃稽古に対する認識が変わる

本書のサンドバッグ稽古に対する記載を抜粋します。

「組手で大事なことはサンドバッグのように相手を打ったり蹴ったりすることではない。

サンドバッグでの稽古は、突きや蹴りのくり返しで、単なるスキルの上達と体力の向上だ。

突きや蹴りのスキルが上手くなっても、だから組手が上手くいくというものでもない。

大事なことは「サンドバッグのように相手を打てる状態にどうやって持っていくのか?」ということではないのか。」

もちろん、個々の打撃技を上達させるためにサンドバッグ・ミット稽古をすることは重要です。

また体力も上がります。

でもそればかりに重きに置くと、フリーの攻防がある組手でスムーズに動けないです。

実は、茶帯までの私がこの状態でしたので、腑に落ちました。

組手では、相手は動くし攻撃もしてきます。

動く相手を打つためにどうすべきか?

本書にはその答えが記載されています。

長くなるので、今回は深堀りしませんが、その稽古方法の一つが「立禅」です。

↓参考記事↓ 立禅のメリットを記載

まとめ

今回は「組手を諦めない」をテーマとしたとき、書籍「組手再入門」がおすすめの理由を記載しました。

①理想の目付が理解できる

②打撃稽古に対する認識が変わる

中高年サラリーマン空手家の私から見た見解です。

今回は2つだけ記載しましたが、本書には参考になる内容が多々あります。

特に組手に限界を感じている方、是非、本書を手に取って読んでいただければと思います。

私の専門は芦原空手ですが、太氣拳の技術書には空手道場で教わらないけど、理解できたら確実に武力が上がる内容が多々あります。

特に上級者におすすめです。

本書で記載されている内容は「衰えない武術」を目指した技術のため、本ブログ「everkarate」のコンセプトの生涯武道に繋がります。

今回は以上です。

以下記事も参考にどうぞ。

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