空手に大きく役立つ下半身の補強トレーニングを3種紹介
①立禅 ②這い ③自転車
~ここからが本文です~
今回は空手に役立つ下半身の補強トレーニングを3つを紹介します。
最初に結論です。
①立禅
②這い
③自転車
①立禅、②這い は中国拳法の鍛錬法です。
数ある下半身の補強トレーニングの内、
・下半身トレーニング = 足腰の鍛錬 + α(=付加価値)
という考え方を前提に、足腰鍛錬外の「付加価値」の部分にフォーカスしました。
一般的な筋トレとはイメージが違うと思いますが、もちろん格闘用の筋肉も付きます。
それでは、深堀りしていきます。
①立禅
「立禅」は中国拳法の意拳・太氣拳の鍛錬法です。
方法は、足幅を肩幅程度に開いて、カカトをほんの少し上げて、正面に大木を抱いているようなイメージで両手を前にもってきます。
視線は前方をぼんやり見て、呼吸は深呼吸、時間は5分以上(5~10分程度でも十分です)。
詳細は省略させていただきますが、澤井健一先生の著書「実戦中国拳法 太氣拳」が非常に参考になります。
立禅の効果は様々ですが、’空手に対する’ 効果としては、以下3点と考えます。
・重心の位置が決まることにより武道的な体を形成
・脱力の感覚が得られる
・組手時の反応速度が上がる
↓参考記事 多々ある立禅のメリットの中から下半身強化を記載
②這い
「這い」も同じく、 意拳・太氣拳の鍛錬法です 。
方法は腰を落として、両手を頭の高さ程度に上げて、ゆっくりと蛇行しながら前進・後進します。
時間は10分以上。
↓「這い」の参考書籍です、もちろん上述の「実戦中国拳法 太氣拳」も参考になります。
這いの ’空手に対する’ 効果としては、以下2点です。
・組手時に安定的に腰を落とすことができ崩れない足腰が得られる
・顔面ガードが無意識にできるようになる
↓参考記事 「這い」について深堀りしました。
③自転車
方法については説明の必要もないと思いますが、言いたいことは
心肺機能の強化目的で、下半身を使用した有酸素運動をしましょう!
ランニングでもいいですが、雨の日にできないこともあり、時間を大切に使う視点からはエアロバイク(部屋で漕ぐフィットネスバイク)がおすすめです。
トレーニング時間は負荷にもよりますが、15分以上が目安です。
空手の稽古は無酸素運動になりますが、心肺機能を強化する目的では有酸素運動を取り入れるべきと考えております。
空手に限らず、日常生活レベルでも健康向上に繋がります。
私は BODYMAKER のフィットネスバイクを使っています、2万円程度のモノで十分です。
↓おすすめ品
まとめ
今回は、空手家のための下半身の強化メニューを3選記載しました。
①立禅
②這い
③自転車
各トレーニングの目安時間を記載しましたが、これらは絶対ではないです。
本来の中国拳法ではもっと長時間掛けるようです。
自転車・ランニングでも自分に応じた時間を設定するも可です。
ただ、空手に時間を費やし、さらに補強トレーニングとなると、時間を作ること自体が困難になります。
今回記載した時間の内、最短で足していくと、
立禅5分 + 這い10分 + 自転車15分 = 合計30分
と、まとめても30分程度で、この程度の時間なら現実的と思い、記載しました。
全部まとめなくても隙間時間に個々の項目を鍛錬するのもいいです。
最後に、注意書きとして、今回の中国拳法について、私はどこかに習いに行ったことがなく、あくまで独学で空手の補強トレーニングとして実践した上での見解です。
専門的に中国拳法をされている方からすると検討違いと思われるかもしれませんが、ご容赦いただければと。
現代では、武道を学ぼうと思えば、書籍・YOUTUBE・等でかなりの情報が得られます。
それらの情報、例えば写真1枚でも、見る人のレベルに応じて吸収できる内容も変わってきます。
私のメインは芦原空手ですが、他武道の情報も見ていると共通することが多々あります。
幅広く情報収集して自分の武道・鍛錬へ落とし込むこと、これができるようになると武道が格段に面白くなり、長期間継続できるようになります。
本ブログタイトルの「everkarate」のコンセプトである「生涯武道」につながるとも考えています。
今回は以上です。
以下記事も参考にどうぞ。