こんにちは!everkarateです!
今回は、打撃の質と、その質を目指した鍛錬方法について記載します。
打撃の質は、武器に例えてみました。
最初に結論です。4つの打撃の質があると考えます。またその質の鍛錬方法も記載します。
①ムチ → ストレッチ
②棍棒 → 体重をキープ
③斧 → 筋トレでパワーアップ
④日本刀 → 芦原空手の稽古全般
私は10年以上、空手を継続していて、現在は指導もしています。長らく継続していると、色々なタイプの技を見ることができます。同じ指導をしたとしても、当人のもつ素質により、技の質が変わってきます。個人的に、これがとても興味深く感じています。よって、今回は上述の技の質を例に挙げて、どのような稽古をすればいいかを深堀りします。
①ムチ
ムチのような蹴り、というフレーズを聞いたことがないでしょうか?特に柔軟性のある少年部で、見ることが多いです。文字通り、ムチのように柔らかく弾くような技です。
ムチのような攻撃技を出すには、柔軟性が必須になるので、特にストレッチを推奨します。
↓参考記事↓ 常に柔らかく動く… ための稽古 4つピックアップ
②棍棒
鋭さはそこまでないとしても、そこそこの体重があれば、それだけで打撃力は上がります。そのような攻撃を棍棒と表現しました。否定的な意味はなく、むしろ格闘技においては、体重は重い方が、絶対的に有利と考えています。
芦原英幸初代館長の書籍:「空手に燃え空手に生きる」では、
「・・・70㎏あれば体重が2倍ある相手でも倒せるだけの基礎体力はあると、私は経験から確信している。」
との記載があります。私はこの文を見て、武道を継続するにあたっての自分の体重は70㎏±1㎏を目安としました。
↓参考書籍↓ 空手に燃え空手に生きる―ケンカ十段のサバキ人生
③斧
パワー(筋力)がそこそこあれば、斧のような攻撃をくり出すことができます。
斧のような攻撃を出すには、筋トレにより筋力をつけることが必要です。
↓参考記事↓ ヒットマッスルの鍛え方 3つ
④日本刀
私が考える日本刀のような技とは、技のキレと殺傷能力が両立している状態です。例を挙げると、芦原英幸先代館長の技です。特にパンチは、映像(DVD)では早すぎて軌道が見えないです。
芦原空手の各稽古は、先代館長が考案した鍛錬法の集大成です。突き詰めたら達人の技術を習得するための稽古と考えています。
↓参考DVD↓ 芦原英幸先代館長の日本刀のような技を確認できます!
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まとめ
今回は、打撃の質を武器に例えて、その質を目指した鍛錬方法について記載しました。
①ムチ → ストレッチ
②棍棒 → 体重をキープ
③斧 → 筋トレでパワーアップ
④日本刀 → 芦原空手の稽古全般
私がこれまで、サバキ・組手で対戦した人間は、ざっと数えると数百人はいます。その中で様々な打撃の質と触れ合ってきて、今回は代表的な4つを記載しました。もちろん別の表現が適しているような打撃の質もあります。
これらの内、どの質が一番いいとか、優劣を付けるつもりはないです。どの質も極めたら打撃技として成立します。
私自身は、「日本刀」のような技が出せるようになりたいと考えて、芦原空手の稽古を継続しています。また、ストレッチ、体重管理、筋トレも継続しています。それぞれの鍛錬をバランスよく取り入れることが最も重要と考えております。
↓参考記事↓ 空手・ストレッチ・筋トレ をバランスよく! メリット 3つ
以上、少しでも参考になれば幸いです。