今回は、武道を介しての繋がり「武縁」のメリットを4つ記載します。
最初に結論です。
①異業種の人間と関わることで視野が広がる
②世代を超えた交流ができる
③社会資本が得られる
④拳を交えることにより特別な関係が得られる
私の専門は芦原空手(芦原会館の空手)ですが、他流派の空手、武道全般に通ずる内容になるかと思います。
そして、私のような中高年サラリーマンの方にとても有益なメリットもあるので、どなたでも参考にしていただければと思います。
今回記事では、上記 ①/② について深堀りします。
①異業種の人間と関わることで視野が広がる
空手の道場では、
サラリーマン、公務員、自営業・・・
様々な職種の方たちが通っています。
業種も様々です。
私が過去に道場で出会った方たちの例では、
建築、自動車、半導体、食品、外食産業、金融、医療、介護、国家公務員、地方公務員、自衛隊、農業、保険、アパレル、他・・・
と本当に色んな業界の方と話す機会がありました。
異業種の人間と関わり、自分が携わってない業界の情報・考え方を生で聞くことは、角度を変えてものごとを見ることに繋がり、結果的に視野が広がります。
特にサラリーマンの方、
「家族」と「会社」がメインのコミュニティになっている方が多いのではないでしょうか?
私も空手をしていなければそうなっています。
思い返してみると、上述のような様々な職種の方々と関わることができたのは「武縁」のおかげなので、「空手」に非常に感謝しています。
②世代を超えた交流ができる
空手を含む武道の道場では、子供(少年部)と大人(一般部)で分けられていることが一般的です。
私の流派では、高校生以上が一般部になります。
少年部・一般部を分けて稽古する道場もあれば、まとまって稽古する道場もあるかと思います。
いずれにしても、道場内ではさまざまな年齢層が同じ目標を持って稽古します。
ちなみにここの「目標」とは、人それぞれ考え方はありますが、芦原空手の場合は「サバキ」と呼ばれる打たれず打つ技術の習得がメインになります。
私が学生の頃に通っていた空手道場でも、やはり様々な世代の方が在籍していました。
私が学生の身で、社会人の方と触れ合うことができて思ったことは、
「フルタイムの仕事をしながら空手を継続することの偉大さ」
です。
一般的に時間の都合が付きそうな業種でも、現実は甘くないことがよくわかりました。
余談ですが、学生で金のない私に社会人の先輩が高級な焼肉をおごってくれたことは今でも覚えています。
以降は少年部想定です。
私は子供の成長期に接する大人の質が、後の人生に大きな影響を与えると考えています。
一般的に、子供が大人と接する場合、
「家庭」
「学校」
の2つの世界がメインです。
その中で、武道を志す大人、様々な考え方を持つ大人、と接する機会をもつことはかけがえのない経験になります。
空手道場には、ああいう考え方を持った大人もいたな・・・と、良い面もあれば、場合によっては反面教師になる可能性もあります。
どちらにしても成長期にはとても有益です。
↓参考記事↓
まとめ
今回は、「武縁」のメリットの内、2つを記載しました。
①異業種の人間と関わることで視野が広がる
②世代を超えた交流ができる
これらは、中高年サラリーマンの私にとって、かけがえのない貴重な経験です。
私の空手入門動機は、シンプルに「強くなるため」でした。
その後、稽古を継続し「強くなるため」に加えて、
「生涯武道」・「地域貢献」を目指し、支部道場を立ち上げて運営するようになりました。
このような考え方に至ったのもこれまでに出会った、先生・先輩・仲間、つまり「武縁」に恵まれたことが大きいと考えています。
今回は以上です。
次回は、
③社会資本が得られる
④拳を交えることにより特別な関係が得られる
について、深堀りしていきます。
以下記事も参考にどうぞ。
↓参考記事↓中高年向け空手のメリットとして「武縁」を記載しました。