先日、本ブログ読者様から質問をいただきました。
芦原空手は無差別級でどんな格闘技にも通用する空手でしょうか?
とてもいい質問で、色々と考えてみました。
今回はその答え・理由を記事にします。
最初に結論です。
芦原空手は無差別級で、どんな格闘技にも通用する空手技術を学べるが、現実的に使えるかは本人の習熟次第
私の専門は芦原空手(芦原会館)です。
芦原空手を含むサバキ系空手の関係者の方、ご自身の見解と比較いただき新たな気付きがあれば幸いです。
空手を含む武道の関係者、興味がある方、武道全般に共通する内容もあるので、参考にしていただければと思います。
それでは深堀りしていきます。
芦原空手は無差別級?
私の見解としては、無差別級です。
まず、道場では体重に関係なく、約束組手・自由組手の対人稽古をします。
前提として、芦原英幸先生の経験から、ストリートファイトでも使える技術がベースとなっているのが芦原空手です。
ストリートファイトとなると、体重は関係なく無差別級となります。
ただし、現実としては、武道である以上、体格・体重差は強さに影響します。
芦原英幸先生の書籍:「空手に燃え空手に生きる」
より、的確な文章を抜粋します。
体力に勝るものは本当に強いのである。
言葉では「小よく大を制す」と言っても、それを実現するのは並たいていのことではないのだ。
柔道、ボクシング、レスリング、格闘技のほとんどが体重別で行われていることがそれを証明している。
理想と現実は違う。
芦原空手はどんな格闘技に通用する?
ストリートファイトとなると、相手が別の武術の使い手だっとしても関係なく戦うことになります。
そう考えると芦原空手では、どんな格闘技でも通用する技術を学んでいることになります。
ただし、通用するか否かは対戦相手と自分のレベル差が大きく影響してきます。
極論を言えば芦原英幸先生であれば、どんな異種格闘技を使う相手にも通用する動きをするでしょう。
芦原空手では、どんな格闘技にも通用する空手技術を学べますが、現実的に使えるかは本人の習熟次第と考えております。
まとめ
今回は
芦原空手は無差別級でどんな格闘技にも通用する空手でしょうか?
との質問の回答を記事にしました。
結論として、
芦原空手は無差別級で、どんな格闘技にも通用する空手技術を学べるが、現実的に使えるかは本人の習熟次第
芦原空手の原点であるストリートファイトとなると、体重は関係なく無差別級です。
ただ、現実としては、武道である以上、体格・体重差は強さに影響します。
また、どんな格闘技にも通用する技術(空手)を稽古していることは事実ですが、通用するか否かは対戦相手と自分のレベル差が大きく影響します。
今回の「現実的に使えるかは本人の習熟次第」は、どんな武術でも通ずることと考えています。
長年空手を継続していると、未経験者の方から、たまに以下の質問をいただくことがあります。
最強の格闘技は何でしょうか?
こう問われた時の私の答えは、
「北斗神拳」です。
北斗神拳のような拳法が実在すれば最強と言えるでしょうが、現実的にはそのような格闘技は存在しません。
言いたいことは、ルールが違う異種格闘技どうしを比較すること自体が難しく、突き詰めたら当人が鍛錬している格闘技の習熟次第、つまり人によります。
よって、私は自分に合っている1つの武道を継続することが、強くなるための必須条件と考えております。
これは、本ブログのコンセプト「生涯武道」にも繋がります!
今回は以上です。
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