前回に引き続いて、筋トレ本おすすめ1位が、「プリズナートレーニング」と考える 理由5選 を記載します。
最初に結論です。
①徐々にステップアップしていくメニューで初心者を含めて万人向け
②ウエイト器具を使わない自重トレーニング
③セルフコーチになれる
④腹筋運動「レッグレイズ」が打撃格闘技向け
⑤武道全般に重要な「ブリッジ」のメニューあり
↓プリズナートレーニング↓
今回は、理由 ④/⑤ について深堀りします。
今回は特に、
武道のパフォーマンス向上に繋がる内容にフォーカスしました。
私の専門の芦原空手(芦原会館)は、打撃系格闘技・フルコンタクト空手です。
空手を含めた武道が趣味の方、打撃系格闘技が趣味の方に参考になる内容です。
既に筋トレされている方もご自身の鍛錬メニューと比較することで、新たな発見があれば幸いです。
それでは深堀りします。
↓前回記事
④腹筋運動「レッグレイズ」が打撃格闘技向け
「レッグレイズ」とは、読んで字のごとく、足(下半身)を上げることで腹筋を鍛えるエクササイズです。
レッグレイズが打撃系格闘技向けと考える理由は、ただ腹筋がつくだけでなく、
・股関節のパワー・スタミナを養成
・柔軟性も養えるため
です。
特に蹴り技がある打撃系格闘技の上達を考えると、股関節の柔軟性は必須と考えます。
一般的な腹筋運動といえば、シットアップ(足を固定して上半身を上げる運動)を想像する人が多いのではないでしょうか?
私も本書を読む前までは同じ考えで、腹筋台の足固定部分の高さを上げて、シットアップをしていました。
↓シットアップ↓
方法の問題かもしれませんが、私の場合、シットアップの回数を増やしていくと、腹筋より、腰の方が痛くなりました。
ボディ(腹)の打たれ強さを付ける目的としては、十分に達成されていたので、当時は、腰の負担にならない程度の回数でシットアップを継続していました。
そんな中、本書を読んで、レッグレイズ系の腹筋運動を実践するようになりました。
実際にレッグレイズ系の腹筋へ変えると腰への負担が軽減されました。
また、シットアップでは50回以上のレップ数を1セットとしていましたが、レッグレイズ系では、トレーニング強度が大きいためそこまでレップスが不要で、時間短縮にもなります。
(あくまで、ウエイト(重り)を使わないトレーニングでの比較です。)
本書の腹筋運動のステップ5「フラットストレートレッグレイズ」の解説の一部を抜粋します。
「軍隊のトレーニングキャンプやマーシャルアーツで好まれるエクササイズだ。
腹部と股関節のパワーとスタミナを増やしながら、機能性や柔軟性を養うからだ。」
確かに、過去に芦原会館総本部で稽古していた時は、全体稽古中の腹筋の補強では、レッグレイズ系が多かったです。
具体的には、二人一組になり、腹筋運動する人が床に寝て相手の両足を掴み両足を上げていき、相手は上がってきた足を床方向に押し戻します。
当時のトレーニングが、ただ腹筋を鍛えるだけでなく、腹筋から股関節までを総合的に鍛える、かつ、柔軟性も養える、極めて合理的なトレーニングだったことに、本書を読んでに気づきました。
↓参考記事
⑤武道全般に重要な「ブリッジ」のメニューあり
上述のように、腹筋を鍛えることにより、体の前面の筋肉、また前方向への柔軟性が鍛えられます。
同時に後ろの部分、つまり脊柱(背骨)の筋肉・柔軟性も鍛える必要があります。
理由は、体幹の前後のバランスを整えるためです。
脊柱(背骨)の筋肉・柔軟性を鍛えるのに適しているのがブリッジと考えます。
本書の作者が出会った武道家の多数は、前向きへの柔軟性は目を見張るものがありましたが、後ろ向きに曲がって床面を触れようとすると、尻餅をつく人ばかりでした。
本書を読む前の私も含めてですが、たしかに、これまでの空手稽古でブリッジを推奨されたこともなく、道場で補強運動としてブリッジを取り入れている人を見たことがないです。
また、過去に読んだ筋トレ本では、脊柱(背骨)の筋肉を鍛えるメニューとしてブリッジの記載は無かったです。
武道の基本技における力の源は、腰の使い方です。
脊柱の筋肉・柔軟性は、腰の使い方に影響します。
筋力・柔軟性がある腰の方が、当然、技の威力・スピードは増します。
また、健康面ではブリッジをかけることで、腰回りの故障予防にもつながります。
パソコン前で前傾になっての事務仕事、ソファーで寝そべってのTV、等、現代人は、日常的に前かがみになることが多いです。
鍛えることもなく、このような姿勢を長年続けて年齢を重ねると、椎間板が退化し、背骨の健康問題になります。
ブリッジをかけることが、その対策になると考えます。
まとめ
今回は、筋トレ本おすすめ1位が、「プリズナートレーニング」と考える 理由5選 を記載しました。
①徐々にステップアップしていくメニューで初心者を含めて万人向け
②ウエイト器具を使わない自重トレーニング
③セルフコーチになれる
④腹筋運動「レッグレイズ」が打撃格闘技向け
⑤武道全般に重要な「ブリッジ」のメニューあり
私の本書への思い入れが強く、記事は全4回となりました。
他にもまだ理由はありますが、5つに絞りました。
最後に、実際に私自身が本書から取り入れているメニューについて記載します。
「レッグレイズ」、「プルアップ」、「ブリッジ」の3種です。
メニューによって、実践するステップも違います。
下半身については、他の鍛錬方法があるので、「スクワット」は実践してないです。
↓参考記事
ここで、言いたいことは、
本書のメニューのうち、自分が必要と思うメニューだけ取り入れたらいいと考えています。
筋トレの目的は人それぞれなので、セルフコーチになり、自分に合ったメニューを組むべきです。
本書を熟読すれば、それが可能になります。
今回は以上です。
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