前回・前々回に引続いて、立禅のメリットを記載します。
私の立禅への思い入れが強すぎて全3回の記事となりました。
紹介する5選は、空手家・中後年・サラリーマンの目線から見たメリットです。
私の立禅は独学ゆえに、本場の中国拳法経験者の方が見て、見当違いの場合でもご容赦いただければと思います。
最初に結論です。
①サバキ・組手時の反応が良くなる
②強靭な足腰が得られる
③組手用の目付が得られる
④気分がよくなる
⑤たたみ2枚のスペースでできる
今回は、④ / ⑤ について、深堀りしていきます。
↓前々回記事↓ 立禅のメリット5選【前編】 →①を解説
↓前回記事↓ 立禅のメリット5選【中編】 →②/③を解説
④気分がよくなる
立禅をすることにより、マインドフルネス状態になります。
マインドフルネスとは、「心がただ目の前のことに集中する状態」です。
一般的には、マインドフルネス状態に入るには「瞑想」をしたりします。
マインドフルネス状態に入ると、
・余計な雑念が消えて集中力が高まる
・不安やストレスから解放され心身のコンディションが整う
の効果があります。
これらを、一言でいうと、
気分がよくなる、これに尽きます。
「立禅」の推奨場所は、自然の中です。
山、川、海、他、どこでもいいです。
想像しててみてください、自然の中でひたすら立って深呼吸すること、それだけで気分がよくなると思いませんか。
特に中高年・サラリーマンの方、ストレスの多い世の中です。
自然の中での立禅、これは本当にいいストレス発散方法です。
都市部に住んでいる方、木々のある公園でも十分です。
⑤たたみ2枚のスペースでできる
立禅は、極論を言えばひたすら立ち続けるのみのため、たたみ2枚のスペースでできます。
このような省スペースで、さまざまな効果が得られること自体がメリットと考えています。
サラリーマンの方、出張でビジネスホテルに泊まることもあると思います。
運動習慣がある方でも、出張となると、トレーニングペースが落ちる場合がないでしょうか。
そんな時、ビジネスホテルの1室でもできるのが、立禅です。
朝早めに起きて、部屋の中で外の景色を見ながら立禅することをオススメします。
というのは、実際に、私がやってみて、よかったからです!
出張でビジネスホテルに泊まる際、朝早めに起きて、窓外を見ながら立禅をするようにしています。
出張となると、寝る場所を含めて、普段と違う環境のため多少のストレスがあるはずですが、立禅をすることでストレス発散されます。
ホテルの1室という狭い空間で鍛錬できること自体が、メリットです。
立禅の推奨場所は自然の中ですが、絶対ではないです。
室内でも十分な効果が得られます。
まとめ
さて、今回は、立禅のメリットの内、中高年・サラリーマンでもある私の目線で見て、
④気分がよくなる
⑤たたみ2枚のスペースでできる
の2点を記載しました。
私の立禅への思い入れが強すぎて、前回・前々回・今回を合わせて合計3記事になりました。
まとめると、以下5選がメリットになります。
【立禅のメリット 5選】
①サバキ・組手時の反応が良くなる
②強靭な足腰が得られる
③組手用の目付が得られる
④気分がよくなる
⑤たたみ2枚のスペースでできる
最後は空手的な見解で締めたいと思います。
私がここまでに、立禅を推奨するようになったキッカケを記載します。
芦原空手のサバキ技術が発端です。
具体的には、サバキ技術に対しての「壁」を克服するためです。
私が「壁」と感じたのは、約束組手では思ったとおりの挙動ができるが、「サバキ」となると、どうしてもワンテンポ遅れての動作になってしまい、うまくサバけないことでした。
ワンテンポ遅れるのは何故か?
それは頭で考えてから動いていたためです。
いくら、約束組手で理想的なサバキの挙動を身につけても、頭で考えて動いている内は、実戦で通用しないことが多々あります。
私の場合、「約束組手・他稽古で身につけた挙動」を、「サバキ・組手」に繋げるために、間を取り持つのに有益な鍛錬が、立禅でした。
もちろん、約束組手を重ねることも、答えの1つと考えています。
ただ、約束組手は道場での2人1組の稽古のため、道場稽古でないとできないです。
立禅は、一人稽古のため自分の隙間時間でできます。
↓参考記事↓ 約束組手のメリット 4つ 芦原空手/空手全般向け
今回は以上です。
以下記事も参考にどうぞ。