立禅のメリット 5選 【前編】 空手全般/芦原空手 向け

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今回は、立禅のメリットを記載します。

立禅は通常の空手では指導されません。

私は、立禅を自主トレに取り入れて、6年以上になります。

どこかに習いにいったことはなく、完全な独学ですが、空手用の鍛錬として、かなり有益で、これまでの記事でも何回か取り上げました。

今回は、空手家・中後年・サラリーマンの目線から見たメリットを5選記載します。

独学ゆえに、本場の中国拳法経験者の方が見て、見当違いの場合でもご容赦いただければと。

最初に結論です。

①サバキ・組手時の反応が良くなる

②強靭な足腰が得られる

③組手用の目付が得られる

④気分がよくなる

⑤たたみ2枚のスペースでできる

それでは深堀りしていきます。

なお、今回は私の立禅への思い入れが強すぎて、1記事では長過ぎるので、3記事に分けさせていただきます。

目次

立禅とは

最初に、立禅の方法を簡単に紹介します。

everkarate

読んで字のごとく、まさに立ってする禅です。

具体的には、以下の体勢をとって、ひたすら立ち続けます。

時間は5分以上が目安です。

以下が立ち方の詳細です。

・歩幅は肩幅よりやや広めで自然体

・手は太い木を抱いているような感じで前に上げる

・目の位置はぼんやり前方を見る(1点を凝視しない)

・足はかかとをほんの少し上げて、膝を内側に少し折り曲げる

・腰は少し落とす

立禅のルーツは、中国拳法「形意拳」の鍛錬法の「站椿」です。

その後「形意拳」→「意拳」→「太氣拳」へと伝承していきました。

「形意拳」の達人だった郭雲深(かくうんしん)氏の弟子の一人、王薌齋(おうこうさい)氏が創設したのが「意拳」です。 

王薌齋氏の弟子の一人で日本人の沢井健一先生が創設したのが、「太氣拳」です。

「太氣拳」の鍛錬法である「立禅」のルーツをたどると中国4000年の鍛錬法です。

↓参考書籍↓ 「実戦中国拳法 太氣拳」 これ1冊だけで立禅を十分に学べます! 

①サバキ・組手時の反応が良くなる

一つ目のメリットです。

立禅を継続すると、(芦原空手の)サバキ、組手の時の反応がよくなります。

具体的には、体が勝手に動きやすくなります。

everkarate

立禅により、人間の本能が解き放たれるためと考察しています。

空手を含む武道の稽古は、頭で考えなくても、勝手に技が出せるように、反復稽古します。

私の例ですが、空手稽古の前(準備運動時点)で立禅をしたら、その日のサバキ・組手稽古で反応が上がり、スムーズに動けるようになっています。

↓参考記事↓

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まとめ

今回は、立禅のルーツと、メリット5選中の1つ目を記載しました。

メリット① サバキ・組手時の反応が良くなる

立禅は、芦原空手と相性のいい稽古法と考えております。

芦原英幸先代館長も一時期は、立禅の指導をされていました。

私が初めて立禅に出会ったのは、芦原会館総本部の道場生時代でした。

有段者の方が、自主トレで取り入れていました。

everkarate

当時の私には全く理解できず、何をしているのか?
不思議な光景にしか映らなかったです。

ただ、今思い出してみると、立禅を稽古していた黒帯の先輩達は群を抜いて強く、特にサバキ時の反応がいいこと、かつ、「強靭な足腰」をもっていて、倒されたところを見たことがなかったです。

次回記事では、立禅から得られる「強靭な足腰」について深堀りします。

↓次回記事↓

立禅の参考書籍を紹介します。

↓参考書籍↓ 達人の言葉から武道の本質が学べます。

↓参考書籍↓ 中国拳法寄りの技術が学べます。

今回は以上です。

以下記事も参考に。

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