空手を継続する上で、黒帯が1つの区切りと考える人が多いかと思います。
空手の流派は多々ありますが、黒帯(初段以上)は国家資格ではなく、民間資格の位置付けです。
空手黒帯は、就職の際の履歴書に書けるでしょうか?
今回は、このような疑問について考えてみました。
最初に結論です。
①空手黒帯は履歴書に書ける
②記載箇所は「資格」「趣味・特技」のどちらがいいかは個人の判断
特に、空手を継続中の方、もしくは経験がある方で、履歴書を書く機会がある方に参考になる内容です。
それでは、深堀りしていきます。
①空手黒帯は履歴書に書ける
空手黒帯は、就職の際の履歴書に書けます。
むしろ、私個人としては、現在も継続中であれば、書くべきと考えています。
理由は、多々ありますが、「継続力」をアピールできるためです。
自流派の芦原空手(芦原会館)の黒帯を取得するためには、よほどのセンスがない限り、2年以上かかります。
2年以上一つのことを結果を出すまでやり遂げる能力、つまり「継続力」は、就職の際の大きなアピールポイントと私は考えています。
プラスになっても、マイナスになることはないです。
当たり前の話ですが、雇う企業側からすれば、長く勤務してもらえる人材を雇いたいと考えるでしょう。
空手のような運動強度の高い武道を年単位で継続できる人材であれば、多少厳しい業務も乗り越えていけるとの印象を持たれる可能性が高いです。
②記載箇所は「資格」と「趣味・特技」のどちらがいいかは個人の判断
履歴書には「資格」と「趣味・特技」の記載欄があります。
一般的には、「資格」欄には、国家資格・民間資格関係なく、その職業で役に立つ「資格」・「免状」を記載します。
代表的な例として、「運転免許証」は「国家資格」です。
「日商簿記」、「英検」、等は「民間資格」ですが、履歴書の「資格」欄への記載することが多いです。
それでは、
民間資格である「空手初段(黒帯)」は、「資格」と「趣味・特技」のどちらに記載すべきか?
私個人の見解としては、どちらでもOKです。
どちらに書くかは、
・その職業において空手がどれだけ有益か
・空手に対する考え方
この2つが判断基準と考えています。
有益性の例として、警察官・警備員、等、明らかに武力があった方が職務に有利な職業では、迷わず履歴書の「資格」欄に書くべきです。
関係なさそうな職務なら、「資格」欄と「趣味・特技」欄のどちらに書くべきか、迷うところです。
この場合、ご自身の空手に対する考え方・思い入れにより、記載箇所が変わってきます。
仮に、私が転職のために履歴書を書くとしたら、「資格」欄に
と記載します(私は黒帯ですが、段位は非公開とさせていただきます)。
Karate is a way of life. (空手とは人生そのもの)
と考えていますので、どのような職務でも空手は役立つと考えているからです。
私個人としては上記対応としますが、正味はどちらでも問題ないと思います。
そもそもですが、空手黒帯を履歴書のどこに書くかによって、合否が変わるようなら、所詮は取るに足らない企業なので、こちらから願い下げです。
そのくらいの覇気を持って、就職試験に望めば、いい結果が得られると思います。
まとめ
今回は、空手黒帯は、就職の際の履歴書に書けるか、について記載しました。
・空手黒帯は履歴書に書ける
・記載箇所は「資格」「趣味・特技」のどちらがいいかは個人の判断
最後に私自身の経験として、今の会社に就職する際は、芦原空手の1級(茶帯)でした。
当時は「段」ではなく「級」だったので、履歴書の「趣味・特技」欄に記載しました。
今現在に履歴書を書くとしたら、「資格」欄に空手の段位を記載するでしょう。
私の場合、思い返すと、
・高校受験
・大学受験
・就職試験(面接も)
・空手昇段(黒帯)審査
を比べると、空手黒帯の審査が一番緊張し、相当な「精神力」が養われました。
空手黒帯の試験に挑戦・受審することで得られる精神力は、社会人として働く上でもとても有益と考えています。
一つのことを続けられる「継続力」と、黒帯受審で得られる「精神力」は、どのような職種でも通ずるので、就職の際の履歴書には、空手黒帯は必ず書くべきです。
今回は以上です。
↓以下技術書で、芦原空手がどのような空手か、よくわかります。
↓芦原空手のマンガもあります。
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