空手の黒帯(初段以上)は国家資格ではなく、民間資格の位置付けです。
黒帯を取得すれば、就職の際の履歴書に書けます!
今回は、空手黒帯を履歴書 に書くことでアピールできる内容を記載します。
最初に結論です。
①1つのことを継続できる継続力
②昇段審査を乗り越えた精神力
③体力、筋力、武力
④コミュニケーション能力・社会性
⑤インストラクター経験があれば教える能力
特に、空手を継続中の方、空手経験がある方、空手関係者で履歴書を書く機会がある方、に参考になる内容です。
今回は、④/⑤ について記載します。
①/②/③ については、以下記事に記載しました。
それでは、深堀りしていきます。
④コミュニケーション能力・社会性
黒帯まで継続すると数十人~数百人レベルの人間と関わることになります。
少なくても数十人以上とコミュニケーションを取ることになります。
社会人として働く上で、対人スキルは持たざるを得ない能力です。
特別な話ではないです。
空手道場に集まってくる、さまざまな人々との交流経験で、自然とコミュニケーション能力の向上に繋がります。
また、空手というコミュニティでの交流の輪は、「社会資本」でもあります。
「社会資本」とは、橘玲先生の書籍
「幸福の資本論」
で提唱されている、人間の幸福の要素の1つです。
人間は何をもって幸福感を得られるか?
その答えが以下3つです。
・社会資本(→共同体=繋がり)
・人的資本(→自己実現)
・金融資産(→自由)
空手道場で培ったコミュニケーション能力、空手道場というコミュニティで得られる社会資本、
これらを持っている人間と、そうでない人間を比較すると、雇う側からすると、持っている人間の方が魅力的に映るはずです。
どんな仕事でも人との繋がりがあると考えると、履歴書でアピールできる内容でもあると考えています。
⑤インストラクター経験があれば教える能力
これは、黒帯で指導経験がある人が対象です。
ご自身が所属している流派の黒帯となれば、その流派の技が一通り身に付いているので、技術的には、指導ができるレベルでしょう。
とはいうものの 「黒帯」=「指導者(インストラクター)」 でもないです。
何でもそうかもしれませんが、人に教えることは非常に難しいです。
武術の場合、形だけでも教えるのは難しいと考えています。
教わる者のレベルによって、飲み込みが全く違うため、年齢・身体能力・技術レベルに応じた指導とすべきです。
と、偉そうなことを記載しましたが、私の場合、茶帯時点から指導に携わる機会がありましたが、今考えると最初は指導というレベルではなかったです。
インストラクターというよりは、参加者と一緒に同じ内容の稽古をしているだけだったと記憶しています。
ですので、注意点・技のポイントの説明もほとんどできなかったです。
よほどセンスがあり技を盗んでマスターできる道場生(凡人の私は該当しませんが)ならいいかもしれませんが、お金を支払って通っている道場生に対しては、できるだけ効率よく・分かりやすく指導すべきです。
黒帯となり、数年レベルでインストラクターを経験すると、人に空手を教えることの難しさが分かり、分かりやすい指導を心掛けるようになります。
分かりやすく人に教えることができる能力は、ビジネスの世界においても必須事項と考えると、履歴書でアピールできる内容でもあります。
まとめ
今回は、空手黒帯を履歴書 に書くことでアピールできる内容を2つ記載しました。
④コミュニケーション能力・社会性
⑤インストラクター経験があれば教える能力
空手道場で培ったコミュニケーション能力、空手道場というコミュニティで得られる社会資本、を持ち合わる人材はビジネスにとっても有益です。
もしもインストラクターとして空手を教えた経験があれば、分かりやすく人に教える能力があるとアピールできます。
今回の2つは、社会生活を送るに当たって、あるにこしたことはない内容です。
さて、【前編】と合わせて、履歴書に書くことにより、アピールできる内容を合計5つ記載しました。
【前編で記載内容】
①1つのことを継続できる継続力
②昇段審査を乗り越えた精神力
③体力、筋力、武力
空手を継続して、黒帯になれば、強さ(=武力)が得られることはもちろんですが、長い人生においても大切なことが多々得られます。
空手を継続することにより、より豊かな人生を送れるようになれば、本ブログコンセプトの「生涯武道」にも繋がります。
今回は以上です。
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