今回は空手の部位鍛錬がテーマです。
部位鍛錬したいけど、具体的な方法として何があるか?
空手・武道関係者の方で、このような疑問を持っている方もいるかと思います。
そこで、具体的な部位鍛錬方法として、3つ記載します。
最初に結論です。
①砂袋ハードで鍛える
②ビール瓶で打撃部位を叩く
③組手での打撃技
私の専門はフルコンタクト(直接打撃)制の芦原空手(芦原会館)です。
芦原空手を含むサバキ系空手の関係者の方、稽古メニューとしての新たな発見があれば幸いです。
フルコンタクト空手を含む、直接打撃制武術の関係者の方も、参考になる内容ですので是非参考にしていただければと思います。
なお、部位鍛錬するべき理由について記載した過去記事もあるので、参考にどうぞ。
それでは深堀りしていきます。
①砂袋ハードで鍛える
現在の私の部位鍛錬方法を記載します。
以下の「砂袋ハード」に打撃を加えています。
上記写真のとおり、砂袋部分に各打撃を加えることで部位鍛錬できます。
拳、スネ、足首、を当てていきます。
以上が、「砂袋ハード」の通常の使い方です。
私の場合、パンチに関しては、通常の使い方に+αしています。
具体的には、
①鉄骨部を殴ることにより、砂袋以上の固さのため、より強固な拳が得られます。
②鉄骨部に寿命がきた古い足サポーターを取り付けて殴ることにより、鉄骨部が砂袋以上に後ろに動くため、インパクトのタイミングも測れます。
実際に私が使っている砂袋ハードの写真は以下です。
特に、「②鉄骨部に足サポーターを付けて殴る鍛錬」は、
部位鍛錬に加えて、インパクトのタイミングを学べるので、確実にパンチ力が上がります。
注意書きとして、足サポーター取り付けの下部分には、ブロックを吊って補強(安定化)としています。
ちなみに私は、上記「砂袋ハード」を8年以上使用しています。
上段の袋部分は使い込んで破れてきたので、テープで補強していますが、以下商品にて、袋部分だけ交換も可能です。
②ビール瓶で打撃部位を叩く
この鍛錬方法は、過去に読んだ「破壊王ノリタカ」というマンガから参考にしました。
主人公はスネを鍛えるために、隙間時間にビール瓶で自分のスネを殴ります。
ビール瓶がなければ、同形状の瓶でも問題ないです。
私も過去には、本鍛錬方法を実践していました。
今は砂袋ハードがあるので、そこまでやっていませんが、過去の実績からすると、十分の鍛錬効果があります。
③組手での打撃技
私は、組手(実戦)自体も部位鍛錬になると考えています。
相手は人間なので、ブロックされることもあるし、固い部位もあります。
時には、痛い思いをすることもあります。
相手の固い部位に対して、直接打撃(=フルコンタクト打撃)を加える空手・武術であれば、直接打撃での攻防を重ねること自体も部位鍛錬となります。
また、上述①/②で、ある程度部位鍛錬できたとしても、実際に動く相手との組手(実戦)で使えることがマストです。
まとめ
今回は空手の部位鍛錬の具体的な方法について記載しました。
①砂袋ハードで鍛える
②ビール瓶で打撃部位を叩く
③組手での打撃技
「砂袋ハード」は、私が買ってよかった空手用品の一つで、確実に打撃力が上がりました。
砂袋ハードを置くスペースがない方は、「ビール瓶で叩く鍛錬」でも一定以上のレベルまでは鍛錬できます。
そして、直接打撃の武道であれば、組手(実戦)を重ねること自体も部位鍛錬となります。
さて、今回具体的な部位鍛錬の方法を記載しましたが、回数・頻度については、個人の判断です。
大事なこととして、部位鍛錬ばかりしても空手は上達しません。
あくまで、補強のため、空手と並行して鍛錬すべきです。
ちなみに、サラリーマン空手家の私の場合、現在は、部位鍛錬専用の時間は取っておらず、不定期に、隙間時間に実施しています。
頻度としては、1~2回/週程度で、1回に数分程度(10分未満)です。
あくまで空手がメインで、部位鍛錬については一定以上のレベルまでできていれば、そこまでやり込まなくていいと考えているためです。
最後に、部位鍛錬の方法が掲載されている技術書をご紹介します。
盧山初雄先生の以下2冊です。
私が「砂袋ハード」を購入するキッカケとなった書籍でもあります。
↓部位鍛錬を含む空手外の鍛錬が非常に参考になります。
↓他流派の型の研究のために購入しましたが、部位鍛錬のページを一番参考にしています。
今回は以上です。
以下記事も参考にどうぞ。