一般的な空手の道場稽古では、一番最初にストレッチ(柔軟運動)をします。
空手は全身運動ですので、その準備のストレッチでは全身を伸ばします。
私は空手のストレッチを継続すると、アンチエイジングに繋がると考えています。
今回はその理由を記載します。
最初に結論です。
①関節の可動域が増えるから
②柔らかく動けるようになるから
③気分がスッキリするから
私の専門は芦原空手(芦原空手)ですが、今回は武道全般に通ずる内容もあります。
また、本業の中高年サラリーマンから見た見解も記載しますので、どなたでも参考にしていただければ幸いです。
それでは、深堀りしていきます。
①関節の可動域が増えるから
空手の道場稽古で行うストレッチは、関節の可動域を増やすために行っています。
可動域が上がると、空手の技がスムーズに出せることと、怪我防止に繋がります。
特に中高年の方、20代の頃に比べて、体の関節の固さを感じることはないでしょうか?
中高年の私も同様です。
とはいえ、同年代の運動習慣が無い人と比べては、柔らかい方だと思います。
定期的にストレッチをすることで、年相応でない関節の可動域(=体の柔らかさ)がキープできていることが、アンチエイジングに繋がっています。
②柔らかく動けるようになるから
ストレッチを継続すると、関節の可動域が増えることに加えて、柔らかい動きができるようになります。
そもそもですが、武道の技は、筋肉のみのパワーだけでは成り立たないです。
もちろんパワーも重要ですが、実際の戦闘では、力を抜いて動き、緩急を付けてインパクトの瞬間だけ力を入れることが理想です。
私の専門は芦原空手ですが、これはどのような武道でも共通する真理と思います。
極端な例ですが、運動経験がない子供と、同じく運動経験がない中高年を比べると、一般的には子供の方が柔らかく動きます。
私は、柔らかく動ける事自体がアンチエイジングになっていると考えています。
③気分がスッキリするから
ストレッチをすると、シンプルに気分が良くなりスッキリします。
あくまで私自身が感じることを言葉にしています。
科学的には幸せホルモンのセロトニンが分泌されるためと説明されるようですが、セロトニンの効果は、正直よく分かりません。
他の空手の稽古でも共通することですが、
気分がスッキリし、ストレスが発散されること自体がアンチエイジングに繋がると考えています。
難しい話ではないです。
・定期的に気分を良くすることでリフレッシュできている人
・めったにリフレッシュすることがなく日々の生活をしている人
を比べると、長期的に見ると、前者の方が明らかに、精神面での若さを保てるはずです。
まとめ
今回は、空手のストレッチを継続すると、アンチエイジングに繋がる理由を記載しました。
①関節の可動域が増えるから
②柔らかく動けるようになるから
③気分がスッキリするから
大人は子供に比べて体が固く、年齢を重ねるとどうしても体は固くなりがちです。
空手のストレッチは、怪我防止のためと、戦闘用の動きのために実施します。
「うまくなりたかったらストレッチ」
これは、芦原空手の名言で、私も過去に総本部指導員からこの言葉を聞きました。
ストレッチを継続すると、関節の可動域が増えることに加えて、柔らかい動きができるようになり、身体的なアンチエイジング効果が得られます。
また、ストレッチをすることで、気分がスッキリし、ストレス発散されることは、精神的なアンチエイジング効果です。
身体面・精神面の両方で、アンチエイジング効果のある鍛錬メニューは長期継続できます。
これは本ブログコンセプト「生涯武道」にも繋がります。
なお芦原空手のストレッチについては、以下書籍に掲載がありますのでご参考に。
今回は以上です。
以下記事も参考にどうぞ。