空手を継続すると、姿勢が良くなるものか?
今回はこの疑問について、考えてみました。
最初に結論です。
・空手の稽古だけでは目に見えて姿勢は良くならない
・ただし打撃用の筋肉を付けることができれば姿勢は良くなる
私は15年以上、芦原空手(芦原会館)を継続し、現在は指導にも携わっています。
空手経験者の方、ご自身の体験と照らし合わせていただき、新たな考えが浮かぶようなら幸いです。
未経験で空手に興味がある方、持たれているイメージと現実を比較することで、空手に対しての理解を深めることに繋がれば幸いです。
それでは、深堀りしていきます。
・空手の稽古だけでは目に見えて姿勢は良くならない
空手の稽古を継続すると、空手用の筋肉は付きます。
全身運動の空手用の筋肉が付けば、体幹が強くなります。
体幹が強くなれば、姿勢が良くなるのでは?
と考える人もいるかもしれません。
現実として、運動習慣が無い人が空手を始めて、稽古についていけるようになると、

確実に下半身~体幹の筋力はアップします。
ただし、筋力はアップしても、目に見えて姿勢が良くなるまでには至らないです。
この見解は、15年以上空手を継続している私の経験からです。
私は空手を始めたからといって、目に見えて姿勢が良くなった人を見たことがないです。
ただ、始めた本人自身が感じる体の変化を聞くことはあります。
・肩こりがなくなった
・体が軟かくなった
等です。
私自身の実績としても、空手を始めても姿勢は変わらなかったですが、あることがキッカケで姿勢が良くなりました。
次にその詳細を記載します。
・ただし打撃用の筋肉を付けることができれば姿勢は良くなる
私の場合、ある部位の鍛錬を意識をすることで、猫背が改善しました。
キッカケとして、黒帯になってからしばらくして、
打撃力を上げるためには何が必要か?どんなトレーニングをすべきか?
を深く考えるようになりました。



出した結論として、ヒットマッスル(ヒッティングマッスル)の鍛錬です。
ヒットマッスルの鍛え方は何通りかあります。
以下記事に詳細を記載しました。


特に、パンチ力を強くするには、体の後ろの筋肉(=ヒットマッスル)を鍛える必要があり、そのために最も効率的な補強運動が「懸垂」になります。
私の場合、懸垂を始めてから猫背が改善し、明らかに姿勢が良くなりました。
もちろん、今でも空手用自主トレとして、懸垂を継続していますので、猫背に戻ることはないです。
打撃用のヒットマッスルを付けることの波及効果として、姿勢が良くなったと考えています。
家で懸垂をしようとしても、適切な場所はほぼないと思いますので、以下のような懸垂バーをオススメします。
雨天時の物干し竿としても使用できるので、一石二鳥的アイテムです。
5000円~1万円程度の商品でも十分に効果は得られます!
まとめ
今回は、空手を継続すると姿勢が良くなるものか、について記載しました。
・空手の稽古だけでは目に見えて姿勢は良くならない
・ただし打撃用の筋肉を付けることができれば姿勢は良くなる
空手稽古だけでは、姿勢は良くならないですが、打撃用の筋肉としてヒットマッスルを鍛えることで、姿勢は確実に良くなります。
ヒットマッスルは背中の筋肉に当たるため、特に(過去の私のような)猫背の人が鍛えると姿勢が良くなります。
それでは、空手に関係なく、懸垂により背中の筋肉だけを鍛えたら姿勢は良くなるのか?
この答えは、経験がないのでわかりません。
私の場合、何の目的もなくヒットマッスル鍛錬を継続することはできないので、やはり、空手ありきが前提条件です。
姿勢が良くなるという波及効果もある補強トレーニングは、空手と並行して生涯にわたり継続したいとも考えています。
本ブログコンセプトの「生涯武道」の一助にもなります!
今回は以上です。
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