今回は空手の黒帯(初段)を取得するのに何年かかるかを考えてみました。
黒帯取得の難易度も合わせて記事にします。
最初に結論です。
・黒帯取得には2年以上かかる
・難易度は人による
私の専門は芦原空手(芦原会館)です。
今回は芦原会館の一般部(大人の部)を想定しての記事です。
少年部の場合は、違った見解となります。
特に、黒帯を目標として空手開始を検討している方、参考にしていただければと思います。
また、すでに空手継続中の方、ご自身の見解と比較いただき新たな気付きがあれば幸いです。
それでは詳細を記載します。
黒帯取得には2年以上かかる
黒帯取るのに何年かかる?
の質問に対して、私は即答で
2年以上かかる
と回答します。
その理由は過去の実例からです。
私は芦原空手歴15年以上で、現在は指導にも携わっています。
これまで見てきた中で、一般部(大人の部)において、素人からスタートして黒帯取得までで、最も早い人で2年でした。
最も早い対象者は、大学生で週3回以上の稽古頻度でした。
週1回の稽古頻度なら2年では、難しいでしょう。
私のイメージですが、稽古頻度別の目安が以下です。
稽古頻度 | 黒帯取得までの目安 |
週3回以上 | 2年以上 |
週2回 | 3年以上 |
週1回 | 4年以上 |
最短の期間として記載していますが、取得期間で優劣を付ける意図はないです。
自分の納得するペースでいいし、個人差はあって当たり前です。
あと、注意書きとして、あくまで素人からのスタートです。
他流派空手、他武道の経験者であれば、上記より早い場合が多々あります。
難易度は人による
芦原空手一般部の場合、茶帯→黒帯(初段)のテストは実力がなければ受かりません。
特に、昇段審査の項目でもあるサバキは一朝一夕で身に付く技術ではありません。
よほどのセンスがあれば別ですが、私のような凡人がサバキ技術を身に付けるには、サバキの稽古を数多く重ねて、実戦慣れしていくことがマストです。
身もフタもない話ですが、サバキ技術を磨くには、シンプルにサバキの数をこなすことが一番です。
「難易度は人による」と考える理由は、
数をこなすべきサバキの稽古数が、当人の置かれた環境によってどうしてもバラつくからです。
上述の稽古頻度にも関係する話ですが、道場通いを継続できて、サバキの稽古ができるなら、より取得しやすくなります。
継続は力です。
ですが、その「継続」が人によって困難な場合があります。
特に社会人で空手をしている方、仕事と家庭がある中で空手稽古を継続することの難しさはよく分かります。
私も同様ですが、道場に通うために時間を調整する必要があります。
基本稽古・型であれば一人稽古もできますが、サバキは対人稽古ですので、道場でないと稽古できません。
以下書籍で記載の芦原空手キャッチフレーズは、「誰にでもできる空手」です。
正味は、継続したら「誰にでもできる空手」であると私は考えています。
まとめ
今回は空手の黒帯(初段)を取得するのに何年かかるか、その難易度も合わせて記載しました。
・黒帯取得には2年以上かかる
・難易度は人による
年数は、私がこれまで見てきた実例です。
難易度は、当人の置かれた環境によって違います。
極論を言えば、サバキの稽古を継続できる環境なら難しくはないと考えております。
ちなみに、私の運営する道場では、全体稽古の後に必ず自主トレの時間を設けて、希望者のみ参加でサバキ・組手の稽古を取り入れています。
特に一般部茶帯の方には、昇段審査用にサバキの稽古が必要なので、運営者側としてその環境を作るべきと考えております。
今回は以上です。
以下記事も参考にどうぞ。