空手の「騎馬立ち」の3つのメリットとは?下半身強化と軸の回転を身につける最強の身体操作

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空手の世界には、不思議な『立ち方』がいろいろあります。

武道の動きなので、日常生活ではやらず、買い物中や信号待ちでやっていたら、間違いなく二度見されてしまうような特殊なポーズです。

その代表格ともいえるのが、まるで馬にまたがっているような形の『騎馬立ち』です。

一見するとただキツそうなこの姿勢、実はすごいメリットがあります。

今回は、そんな『騎馬立ち』がもたらしてくれるメリットを深堀りしていきます。

最初に結論です。

①足腰の鍛錬

②重心を落とすことが身に付く

③軸の回転が伴った技が身に付く

私のルーツは所属流派の芦原空手(芦原会館)にあります。

お伝えする内容は芦原空手のスタイルが基本になりますが、空手を愛するすべての方、そしてこれから空手を知りたいという方にも楽しんでいただける内容を意識しました。

おそらく、空手の世界ならどの流派でも、この『騎馬立ち』を教わるのではないでしょうか。

『あぁ、あのキツいやつね!』

と思うかもしれませんが、実は知れば知るほど面白いんです。

さっそく詳しく見ていきましょう!

目次

騎馬立ちとは?

どんな立ち方かというと、下図です。

一見するとシンプルですが、実はここに武道のエッセンスがギュッと詰まっています。

文字通り、『馬に乗っている姿』をそのまま形にしたのが、この立ち方のルーツです。

まるで草原を駆ける馬の上で、グッと踏ん張っているような力強さが感じられます。

芦原空手の基本稽古では、この騎馬立ちの姿勢から『ヒジ打ち』『下突き』を繰り出します。

基本稽古は道場に行くたびに必ず行うメニューなので、自然と騎馬立ちの形が体に染み込んでいきます。

ちなみに、止まったままだけじゃなく、この姿勢のまま動く『移動稽古』もあります。

①足腰の鍛錬

足腰を鍛えるために空手を始めた人もいるのではないでしょうか?

特に騎馬立ちは、普段とらない中腰の姿勢のため、特に下半身に負荷がかかります。

慣れてなければ、技を出す前の騎馬立ちだけでも足腰の鍛錬になります。

私は乗馬の経験は全くないですが、空手の騎馬立ちで安定性を持たすには、それなりの鍛錬が必要なため、馬という動く生物の上にまたがって立つこと自体、かなりの筋力と慣れが必要であろうと、考えております。

②重心を落とすことが身に付く

上記画像のとおり、腰を落とした構え方のため、重心を落とした状態で体勢キープすることになります。

私が考える重心を落とすことの最も大きなメリットとしては、

everkarate

組手時に崩れないことです。

もちろん、上述①の足腰の強さありきです。

足腰が強いだけで、腰高の体勢しかとれないのでは組手向きではないということです。

また、これは空手の組手に限らないです。

安定的に重心を落とすことを身につけていれば、どんな武道・スポーツにおいて安定的な姿勢がとれるので有利に働くはずです。

③軸の回転が伴った技が身に付く

空手の技のパワーの源は、腰を軸とした回転です。

「木」に例えると、手・足は「枝」部分となり、枝を使うだけでは、技としての破壊力は得られません。

「幹」の部分をうまく動かし、技にパワーを乗せることを武術として鍛錬します。

腰を落とした騎馬立ちから、軸を回転させての下突き・ヒジ打ちを出そうとすると、膝~股関節を柔らかく使う必要があります。

特に騎馬立ちから出す技は、膝がうまく使えなければ、軸が回転しません。

騎馬立ちで身に付けた軸の回転が伴った技は、通常の組手での打撃技で使えます。

騎馬立ちからの稽古例

騎馬立ちからの稽古例を何点かご紹介します。

まずは上述の基本稽古から、

・下突き

・ヒジ打ち

移動稽古もあります。

いずれも、騎馬立ちで横方向(正面から90°方向)を向いてから、

・後ろ足を前方に送っての 横蹴り

・後ろ足を前方に送っての 横蹴り→後ろ回し蹴り

・前回り鉄槌→前回り鉄槌→後ろ回り鉄槌

特に鉄槌に関しては、通常の芦原の技術書に掲載されてないです。

以下書籍より、達人の芦原英幸先生が指導されていたようなので、私も稽古メニューに組み込んでいます。

まとめ

今回は『騎馬立ち』のメリットを3つ記載しました。

①足腰の鍛錬

②重心を落とすことが身に付く

③軸の回転が伴った技が身に付く

こうして改めて書き出してみると、『騎馬立ち』は本当に奥が深くて、素晴らしい鍛錬法と再確認できました。

ちなみに中高年サラリーマンの私、仕事の合間にトイレに立った際、こっそりこの『騎馬立ち』を実践しています。

座りっぱなしのデスクワークで固まった身体をほぐすのにも最適ですし、数秒でもグッと腰を落とせば、心も身体もリフレッシュ!忙しい毎日の中で手軽にできる、自分だけの『秘密の特訓』として重宝しています。

今回は以上です。

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