確実に崩すために「手は触角」 芦原空手/空手全般 向け

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皆さん、こんにちは!

今回は、攻撃を受け技で崩した後の、効果的な攻めのタイミングについて記載します。

最初に結論です。

・手が触れたら攻撃スタート

効果的なカウンター攻撃をスタートするタイミングになるので、空手全般に通ずる内容です。

特に、芦原空手(芦原会館)を含むサバキ系空手が趣味の方、興味がある方、地味で基本的な内容ですが、サバキの重要なポイントですので、参考にしていただければと思います。

それでは深堀りします。

目次

手が触れたら攻撃スタート

最初に、これは芦原英幸初代館長が指導されていた内容です。先日に見た過去動画でも指導されていて、改めて、攻めのタイミングとして重要なポイントと気づかされました。

相手の攻撃に対して、受け技をする場合、受け技の手が相手に触れたら、自分の技をスタートします。

シンプルにこれだけですが、カウンター技を入れるタイミングとして非常に重要です。受けの手が触れたらスタートするということは、相手が崩れている状態で自分の技がヒットする確率が上がります。そうなると、相手は更に大きく崩れて自分が有利になります。

これは、芦原空手の核心の「より小さな動きを積み重ねて、相手の崩れを大きくし、より安全確実に倒すこと」に直結する技術と私は考えております。

↓参考記事↓ 攻めのタイミングについて記載

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手は触角

上述の指導内容は技術書にも掲載されています。

芦原英幸先生の著書:「実戦!芦原カラテ パート1」から抜粋します。

手は触角である。相手の技が手に触れたらGOサインだ。相手の技が届く距離はすなわち、自分の技が届く距離でもある。まして、相手が技を出してきたということは、相手が自分に向かって近づいてきているということ。従って、手に触れるか触れないかの距離が一気にインパクトの距離まで縮まりつつあるといこうとだ。手が触れたらGO!そしてその一歩上の段階になれば、相手の技が始動したときに空気の動きさえ感じとれるようにならなければならない。」

「手は触角」・・・お気に入りのフレーズのため、少し深堀します。

このフレーズは、芦原先生が一時期修行していた「太氣拳」から影響を受けているという説があります。以下の松宮康生先生の書籍にも記載されています。

私は芦原英幸先生から指導を受けたことは全くないです。黒帯になって数年して、技術書で「手は触角」という言葉を初めて見ましたが、当時は全く意味が理解できませんでした。その後、太氣拳の立禅・這いを自主トレメニューに取り入れることで、ようやく感覚がわかってきました。手を触角のように使い、自分の受け技(手)が相手に触れたら攻撃GOです。

まとめ

今回は、相手の攻撃技を受け技で崩した後の効果的な攻めのタイミングを記載しました。

・手が触れたら攻撃スタート

シンプルにこれだけですが、カウンター攻撃を入れるタイミングとして非常に重要です。

また、この手の使い方について、芦原英幸先生は、

手は触角

と表現しています。

空手を含む受け技がある打撃系格闘技関係者の方、カウンター技を放つタイミング研究の一助になれば幸いです。

また、芦原空手を含むサバキ系空手が趣味の方、手が触れたら攻撃スタートするとして、どのような技を放つべきか? さらに追及していくと、稽古の幅が広がっていくと思います。

私の実体験としては、太氣拳の「立禅」「這い」を自主トレメニューに取り入れることで「手は触角」の感覚が理解できるようになりました。空手家が太氣拳のメニューを取り入れるメリットは他にもありますので、下記記事を参考に。

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以上、少しでも参考になれば幸いです。

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