帯の魔力 3つ 空手全般向け

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今回は空手の帯が上がることで得られるメリットを3点記載します。

空手の帯には、色が変わるだけで巻く者の能力を変える不思議な力があります。

私はこれを「帯の魔力」と呼んでいます。

今回は私自身の経験・考察を元に、「帯の魔力」の理由・メカニズムをできるだけ具体的に記載していきます。

最初に結論です。

①帯が上がればその帯の実力が伴ってくる

②徐々にステップアップすることは成功体験を積み重ねることになる 

③成功体験を積み重ねることが心の強さにつながる 

私の専門は芦原空手(芦原会館)です。

芦原空手を含む空手全般に通ずる内容でもあるので、どなたでも参考にしていただければ幸いです。

それでは、深堀りしていきます。

目次

①帯が上がればその帯の実力が伴ってくる 

一般的な空手流派では、白帯からスタートして昇級審査(テスト)に合格したら帯の色が変わっていきます。

所属流派の芦原会館の例として、

白帯(無級)

→オレンジ帯(10、9級)※

→青帯(8、7級)

→黄帯(6、5級)

→緑帯(4、3級)

→茶帯(2、1級)

→黒帯(初段)

となります。

(※オレンジ帯は少年部のみで、一般部は無し)

他流派では色の設定が違う場合もありますが、上級者が 茶帯・黒帯 になるのは同じと思います。

昇級するには、それなりの実力と出席率がなければ、そもそも審査自体を受けることができません。

ここで言いたいことは、

everkarate

同じように稽古した場合でも帯の色が変わった方が、より上達していくということです。

長年空手をしていて、この現象を見るたびに、その理由を考えるようになり、出した結論として、帯の実力が伴うよう稽古をするようになること、道場内のプレッシャーによるものと考えてます。

一般部でも見られますが、特に成長期の少年部ではこの傾向がよく見られます。

②徐々にステップアップすることは成功体験を積み重ねることになる

昇級審査では、まれに飛び級もありますが、基本的には1級ずつ上がっていきます。

芦原会館では、3回/年の審査頻度になるので、少年部だと、白帯→初段で、順調にいけば計11回の審査(=約4年)かかります。

これは成長期の少年部において、成功体験を積み重ねることに繋がります。

他の武道でも同じことが言えるかもしれませんが、特に空手は、細かく級分けがあり、かつ、見える化(帯色で)できています。

一般部においても同様です。

武道という一般社会とは別世界に身を置いて修業を継続するだけでも難しいところ、成功体験の積み重ねること自体もなかなかないと思います。

一般部の場合は、茶帯→黒帯で大きな壁があります、以下記事にて詳細を記載しました。

③成功体験を積み重ねることが心の強さにつながる 

まず少年部では、成長期の成功体験が後の人格形成に大きく影響してくると考えております。

成功体験の積重ねにより自己肯定感が上がり、自分に自信がついてきます。

これが「心の強さ」であり、私が少年部に対して、空手を通して最も得てほしいことになります。

もちろん、物的な強さ(武力)も重要ですが、心の強さは武道外の世界でも通用します、つまり一生モノです。

よくあるケースとして、少年部で初段(黒帯)を取って空手をやめてしまう場合があります。

黒帯取得の実績、これはこれで一生モノで、履歴書にも書ける特技です。

everkarate

加えて、長い人生で見ると、空手を通じて得られた「心の強さ」も重要な財産と考えます。

一般部も同様に、自己肯定感が上がり、自分に自信がついて、「心の強さ」を得られます。

ビジネス・仕事でも、同様に得られる場合があるかもしれませんが、武力・武道の世界で得られた「心の強さ」は特殊なものです。

武道を突き詰めると「自分との戦い」になり、これが他者も関係するビジネス・仕事との大きな違いです。

芦原英幸先生のモットー、「自分自身へチャレンジ」、「努力」これらは私が好きな言葉です。

↓おすすめの芦原先生の著書。技術面でも非常に参考になります。

まとめ

今回は、空手の帯が上がることで得られるメリットを3点記載しました。

空手の帯には、色が変わるだけで巻く者の能力を変える不思議な力、「帯の魔力」があります。

①帯が上がればその帯の実力が伴ってくる

②徐々にステップアップすることは成功体験を積み重ねることになる 

③成功体験を積み重ねることが心の強さにつながる

最後に、お気に入りの 空手ドラマ:コブラ会シーズン4 より、心に刺さったシーンを紹介します。

コブラ会は、現在Netflixで見えます。

クリーズが旧友に空手再開を説得するため訪問した際のセリフです。

「Karate is not a phese. It’s a way of life. You can leave it for a while,but it never really leaves you.」

「空手はかじるものじゃない。空手とは人生そのものだ。一時期離れていても、心からは離れない。」

空手により心の強さを得ることができた経験者の心からは、いつまでも空手は離れないです!

今回は以上です。

以下記事も参考にどうぞ。

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