今回は、子供の習い事として、空手がおすすめの理由を4つ記載します。
最初に結論です。
①安全に強くなれる
②覚えた技は一生モノ
③心の強さが得られる
④家庭・学校外の大人と触れ合える
子供の習い事として空手を検討されている子育て世代の方、空手の支部道場を運営している私自身も親の立場で、自分の子供には他の習い事もさせてきました。
運営者と親の両側面から見た見解になりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
また前提として、私の所属流派の芦原空手(芦原会館)での見解です。
他流派の方、見解が違う内容、共通する内容と両面を比較いただき、今後の参考になれば幸いです。
今回は、 ①/② について深堀りします。
①安全に強くなれる
所属流派の芦原会館は、直接的な打撃を加えるフルコンタクト空手です。
数年レベルで、フルコンタクト空手を継続すると、何もしてない人と比べて確実に強くなります。ここで言う強さとは、打撃力・防御力・基礎体力・身体能力を含めた総合的な「武力」です。
一般的なフルコンタクト空手では顔面へのパンチは無しです。脳が揺れる顔面パンチを頻繁に受けることは、成長期の子供には良くないので、安全面で配慮された方式と考えています。
また、自由組手の際はある程度の稽古実績を積んでからとしていて、ケガの可能性が高い初心者同士での自由組手は推奨してないです。初心者のうちは、上級者もしくは大人(一般部)に対しての攻めのみです。級が上がり、受け・避けができるようになれば、下級者の攻撃を受けることもあります。芦原会館の場合は、少年部だけでなく一般部も同じ方針になるので、安全面で考慮されています。大人の場合は、ハードな稽古にチャレンジすることも可能ですが、あくまで自己責任です。
私自身、少年部の指導にあたっては、安全性を一番重視しています。これまでの実績として、稽古中に大きな怪我・事故が起こったことは一度もありません。私の支部が特別という訳ではなく、芦原会館の指導カリキュラムを正しく行えば安全に強くなれると考えております。
②覚えた技は一生モノ
過去の成長期にやっていてスポーツ・習い事で、大人になっても体が覚えている経験をしたことはないでしょうか?
極端な例が自転車です。
一度乗れるようになったら一生その感覚を覚えています。
同じことが、空手でも言えます。
体で覚えた空手の技は一生残っています。
一般的には、子供から大人になるにつれて柔軟性が落ちてくるので、稽古継続無く、技のパフォーマンスを維持することは難しいですが、未経験者と比べると、やはり体の使い方が違います。
つまり、常に潜在的な武力を持っている状態です。
また、身体能力の上昇がある成長期に武道を始めることは、大人になってから始めるより、上達が早く、覚えた技が体に残りやすい、と考えています。
まとめ
今回は、子供の習い事として、空手がおすすめの理由を2つ記載しました。
①安全に強くなれる
②覚えた技は一生モノ
これらは、主に、身体能力面でのメリットです。
子供には心身共に強く育ってほしいと思う方が多いのではないでしょうか。
安全に身体的な強さを得るために、芦原空手を含むフルコンタクト空手は最適解の一つと考えています。
日常生活において、直接的な殴り合いの攻防をすることはまずないので、道場では非日常体験をします。道場内では、大人を含むよりレベルの高い動きを見ることもあり、素人レベルの攻撃は遅くて止まって見えます。実際の少年部の会員の話です。小学校で同級生同士の喧嘩があれば、その会員はいつも仲裁役に入っていました。「同級生の動きを見ても遅すぎて止まって見えた。」とのコメントでした。
明らかな武力の差があれば、格下相手に喧嘩することはまずないので、多感な小中学校時に余裕をもって過ごせるのでは?と思います。
今回は以上です。
次回は、③/④ について深堀りします。
以下記事も参考にどうぞ。
参考書籍↓ 芦原空手がどのような空手か、わかりやすい漫画です。
↓参考書籍↓ 芦原空手の技術書です。空手に興味がある方、どなたでも参考になります。
↓参考記事↓ 上記技術書についての記事です。