一般的な武術の稽古は、1対1の戦闘が想定されています。
今回は、1人で複数人相手と戦うための稽古方法について考えてみました。
最初に結論です。
複数人を相手にする稽古方法は、
芦原空手の型
今回は、私の所属流派の芦原空手(芦原会館)に特化した内容です。
とはいえ、武術全般に共通する内容もあるので、興味がある方は、どなたでも参考にしていただければと思います。
多人数を相手にするためには?
相手に囲まれて多方面から攻撃されると、ガードは難しいです。
では、多人数を相手にするには、どうしたらいいか?
まずは、対戦相手を1人に絞るべきです。
絞った1人を仕留める時間はできるだけ短くすべきです。
相手の1撃目~2撃目で、制圧することがマストになってきます。
芦原空手の型が多人数向けである理由
上述の多人数を相手にするための戦法が凝縮されているのが、芦原空手の型です。
芦原空手の型では、4方向から、相手が次々にかかってくることを想定しています。
いずれの挙動も相手の1~2撃目で捌きます。
私が特に、芦原空手の型が画期的と思うところは、
捌いた相手を次の相手に投げつけて、相手の攻撃を出鼻をくじく挙動があることです。
芦原空手には、芦原英幸先生が考案したストリートファイトで使える技術が集約されています。
相手(人間)を武器にして、次の相手に投げる技術は、ガチのストリートファイトから培れたものと推察しています。
約束組手で、芦原の型を稽古する際は、次の相手の攻撃が来ることを想定したら、より効果的です。
具体的には、3人1組になって、相手を投げる挙動がある場合は、次の相手に捌いた相手を投げつけていきます。
複数人と戦うための技術書
さて、複数人と戦うための技術が掲載されている技術書を2冊紹介します。
高度な技術ゆえに、稽古しがいがあります。
↓実戦!芦原カラテ1 152~155ページ 芦原英幸先生の3人組手
↓実戦!芦原カラテ2 158~165ページ 瞬間のサバキ 芦原英幸3人組手
まとめ
今回は、1人で複数人を相手にする際の稽古方法について記載しました。
具体的な稽古方法は、
芦原空手の型
人を付けた約束組手では、実際に次の相手を付けて、3人1組で稽古すると、より効果的です。
複数人を相手にするには、まずは、1対1のサバキの挙動を確実にマスターする必要があります。
と、えらそうに記載している私自身も、まだまだマスターできているレベルではないです。
私としては、今後も芦原空手の型稽古を継続し、複数人を相手できるレベルまで高めたいと考えております。
長年継続したら、より高みの技術を目指したいと思うようになる芦原空手は、本ブログコンセプトの「生涯武道」そのものです。
その価値は、お金では買えない、かけがえのないものです。
Karate is a way of life!
(空手とは人生そのもの)
今回は以上です。
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