空手の基本稽古で最も重要なポイントを2つ解説
①目線をまっすぐに
②号令を聞いて反応して技を放つ
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空手の稽古では序盤に基本稽古をします。
私の所属流派でもそうです。
この基本稽古で最も重要なポイントの記載します。
技の形、スピード、パワー、当然これらも重要です。
今回は指導員目線での本当に簡単な注意事項ですが、意外にできてない人が多い事項を2つだけ解説します。
この2つができているのとできてないのでは、組手で大きな差が生まれます。
それでは深堀りしていきます。
① 目線をまっすぐに
常に相手が前にいることを想定(横けりの場合は横)して技を出すことが重要です。
そのためには目線は相手(前)にすることが必須です。
ひとまずはこれだけでもいいですが、目線について少し踏み込んでみます。
まっすぐにと記載しましたが正確には技を当てる箇所の周辺を見ることです。
打撃箇所のみを狭い視点で見る(例として中段付きで狙うミゾオチなど)ではないということです。
私は、約束組手・組手の時、ある程度の上級者に対して「遠山の目付」をするように指導することがあります。
「遠山の目付」とは、剣術での目線の置き方で組手の際に相手の技(一部)を見るのではなく全体を見るような見方(遠くの山を見る)になり、この感覚が得られると組手の際の技の見切りの能力が格段に上がります。
② 号令を聞いて反応して技を放つ
号令を聞いてその号令に即反応して技を放つ、これも当たり前と思うかもしれませんが、ここで意識したいのは、反応速度です。
号令を聞いて、即、技を出すと・・・集中力と反応速度が鍛えられます。
以外に多いのが、号令より早く技を出す(号令に合ってない)ケースです。
もし少しでもその傾向があると思うなら、変えてみましょう。
号令を聞いて反応速度を鍛えていくと初動の速さが得られます。
初動とは「技の起こり」になります。
どんなにスピード・パワーがあっても相手に技を読まれたら、当たらないし当たっても効かないです。
グラップラー刃牙8巻で、パワー・スピードが申し分ない筋肉ドクターの攻撃はテレフォン化して、刃牙は少しずつ急所を外して効かないです。
まさにこの状態になります。
逆の立場(攻撃される側)から言うといかに初動を見切るかが重要になってきます。
まとめ
今回は、空手の基本稽古で重要なポイントを2つに絞って解説しました。
①目線をまっすぐに
②号令を聞いて反応して技を放つ
難しい話ではないですが、意外にできてないことが多いです。
基本稽古で培った空手の技はただの形ではないです。
自由組手でスムーズに使えるようにするには、今回の2つのポイントを押さえるべきと考えております。
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今回は以上です。
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