体を鍛えるうちに精神も強靭になる理由 3つ 武道全般・中高年 向け

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「体を鍛えるうちに精神も強靭になる」

これは太気拳の書籍に掲載ある内容です。

とても共感できる内容でしたので、私見も含めた理由を記事にします。

最初に結論です。

①ストレス発散できるから

②細胞・神経がリフレッシュ・強化されるから

③得られた武力により自信が付くから

私の専門は芦原空手(芦原会館)です。

今回は武道全般に通ずる内容でもあります。

また私同様に中高年サラリーマンの方々にも参考になる内容もあります。

ご一読いただき、少しでも有益と感じる内容があれば幸いです。

それでは深堀りします。

目次

書籍紹介

今回読んだ本は、以下の岩間統正先生の「生きること、闘うこと、太気拳の教え」です。

岩間先生は空手でも相当な腕前で、少林流空手の最高師範でもあります。

また、ビジネスにおいては、日本の一流商社勤務を経て、会社経営もされています。

書籍では、中高年サラリーマン空手家の私に刺さる内容が、本当に数多くありました。

全部は書き切れないので、今回はその中の1部を記載します。

①ストレス発散できるから

書籍では、

「他のことが考えられないくらい、一心不乱に稽古に打ち込むことで、ストレス発散に繋がる」

との内容記載があります。

これには全く同感です。

中高年サラリーマンの私も業務上のストレスを抱えることがありますが、いざ道場で稽古に集中している時は、空手のことだけを考えます。

頭を切り替えることができています。

everkarate

どんなに仕事で忙しくても、稽古が終わった後のなんとも言えない充実感は確実に得られます。

多少ストレスを受けても空手稽古により発散できれば、ストレスに対しての耐性がついてきます。

ストレスに対する耐性が付けば、そのまま強靭な精神に繋がります。

②細胞・神経がリフレッシュ・強化されるから

武道を継続していて、実年齢より若く見れる人を見たことないでしょうか?

私は結構あります。

会社で見る運動してない中高年と、空手継続中の中高年では、やはり、見た目の若さが違います。

定期的に空手稽古で集中し、汗を流し鍛錬することで、細胞・神経がリフレッシュ・強化されているためと私は考えています。

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リフレッシュ・強化された細胞・神経があれば、何事においてもプラス思考できることに繋がり、結果として精神的に強靭になります。

難しい話ではないです。

体調がいい時と、風邪気味で体調不良の状態を比較すると、心持ちはどちらがいいでしょうか?

通常は、体調良好の時の方がプラス思考寄りの心持ちかと思います。

ちなみに、今回の太気拳書籍では、

「動的な動きに加えて、立禅・這い等の静止またはゆっくりした動きの中で気を取り込み、練ることが、体内の細胞・神経のリフレッシュと強化をもたらす」

との記載です。

私は空手家ですが、立禅・這いも自主トレに取り入れていますので、リフレッシュすること自体は理解できます。

ただし、「気を取り込み練る」という感覚はないので、完全には理解ができてないです。

ちなみに、これは

「理屈ではなく、いままでの経験を通じて得られこと」

と本書にも明記されています。

専門でない私にはまだまだ分からない境地です。

③得られた武力により自信が付くから

空手を継続すると、確実に武力が上がります。

武力が上がると何事においても、自信が付いてきて、全能感が得られます。

武道本ではないですが、以下書籍でうまく表現されています。

「自信のない人は筋トレをして下さい。

・・(中略)・・

上司も取引先もいざとなれば力ずくで葬れると思うと謎の全能感

・・(中略)・・・以上の理由から自信がつきます。」

「謎の全能感」は武道を継続することでも得られると私は考えています。

さて、今回書籍から非常に興味深い内容を抜粋します。

岩間先生の師:澤井健一先生の言葉です。

「男には3つの力がある。その3つのうちひとつでもあればいいが、ひとつもないと惨めだよ」

3つの力とは、

「優れた頭脳、お金か権力、そして力と技」

澤井先生は、戦争という特殊な状況を経験されているので、人間の真理を考えさせられる言葉を多々残されています。

私見ですが、3つの力の共通点として、一つでもあれば、

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「自信を持って生きることができる」と考えられます。

私が考える「武力アップ」は、澤井先生の言う「力と技」になります。

なお、岩間先生は、3つの力に「人徳」も加えて、「3つの力プラス1」と補足されていました。

読んでいて、私の脳裏には、橘玲さんの著書:「幸福の「資本」論」がよぎりました。

人間は何をもって幸福感を得られるか?

これを突き詰めると、以下3つのバランスにより形成されることになります。

・社会資本(→共同体=繋がり)

・人的資本(→自己実現)

・金融資産(→自由)

「武力」=「力と技」は入ってないですが、「優れた頭脳」「お金か権力」「人徳」は、幸福の資本論で提唱の3つに網羅されています。

サラリーマン空手家の私から見ると、得られることで自信に繋がる「武力・筋力」も、人生におけるかけがえない資本と考えています。

まとめ

今回は、太気拳書籍に掲載の「体を鍛えるうちに精神も強靭になる」の理由を考えてみました。

①ストレス発散できるから

②細胞・神経がリフレッシュ・強化されるから

③得られた武力により自信が付くから

一心不乱に空手稽古をすることで、ストレスに発散でき、ストレスに対しての耐性がついてきます。

定期的に空手稽古で集中し、汗を流し鍛錬することで、細胞・神経がリフレッシュと強化され、精神衛生上いい状態が保たれます。

稽古継続により、武力が上がると何事においても、自信が付いてきて、全能感が得られます。

これらが強靭な精神に繋がります。

今回紹介の岩間先生の書籍からは、武道技術面はもちろんですが、武道に対する考え方・心持ちの部分も色濃く記載されています。

今回の「体を鍛えるうちに精神も強靭になる」は中高年サラリーマン空手家の私の心に刺さりまして、本ブログコンセプト「生涯武道」に繋がると考えております!

今回は以上です。

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