みなさん、こんにちは。
「体の機能を理解し、合理的に動く!」
これは、芦原空手の技術書に記載の指導内容です。
具体的には、「実戦!芦原カラテ3」の10ページ左下。
今回は、そのメリットを記載。
最初に結論です。
①武力が上がる
②年齢を重ねても継続できる
私は芦原空手(芦原会館)を長年継続中の中高年サラリーマンです。
・芦原空手を含む空手全般の関係者
・長期継続できる武道に興味がある方
是非、参考にしていただければと思います。
本書の偶数ページ左下に記載の芦原英幸先生の1文アドバイスはとても有益です、今回はその1文からの考察を記事にします。
体の機能を理解し、合理的に動く とは?
まず、「体の機能」について。
人間の体には、動きやすい方向と動きにくい方向があります。
「動きやすい方向」とは、正面向きで攻撃しやすい向きです。
逆に言えば、自分から見て背中側(アウトサイド)は攻撃しにくい「動きにくい方向」。
つまり相手のアウトサイドのポジションをとれば、安全で有利となり、これが「合理的に動いた」状態。
例を挙げると、
相手が前に出てくるとき、正面から押し返そう
とすると、(相手以上の)大きな力が必要です。
では、押してくる力に対して、体をかわして引けば、どうなるか?
相手は自分の力でそのまま進むでしょう。
そこに、外側から内側へ小さな力を加え、力の方向を変えてやるだけで相手は回り、バランスを崩します。
自分から見て、有利なポジションが取れたので、ここから攻撃を転じます。
①武力が上がる
正面からの打合い
を避けた戦法をとると、各段に武力が上がります。
まず、相手からすると見えないところ(Blind Spot)から攻撃を受けることになり防御不能のため、打撃力が凄まじいです。
また、相手の攻撃が当たらないポジションに身を置くため、防御面でも優れています。
打撃系武道経験者の方、見えないところからの攻撃で恐怖を感じたことはないでしょうか?
私は芦原空手稽古の約束組手中に結構あります。
②年齢を重ねても継続できる
相手の攻撃に対して、正面からぶつかり押し勝つには、(相手以上の)大きな力が必要です。
筋力・パワー・スタミナ
が必須となる戦法のため、特に私のような中高年が、年齢を重ねての長期継続は難しいと考えています。
力に頼るのではなく、稽古を重ねることで、技術的に武力向上ができるのであれば、長期継続できる武道となりえます。
本ブログのテーマ「生涯武道」にも繋がります。
まとめ
今回は芦原空手の指導内容「体の機能を理解し、合理的に動く!」のメリットを記載しました。
①武力が上がる
②年齢を重ねても継続できる
芦原空手の技術書「実戦!芦原カラテ3」のさわりの部分での指導内容です。
どうしたら自分の体の機能を最大限に発揮できるか?また倒されずに倒すことができるか?
その答えは、体の機能にそって、無理なく安全で有利な体勢をとること。
これを理解し、身につけることによって、空手は、誰にでもできるものになりえます。
今回テーマは、攻防一体のテクニックであるサバキ技術の根幹とも言えます。
最後に、「体の機能を理解した上での合理的な動き」を最も効率よくマスターする稽古方法としては、「芦原の型」と私は考えています。
ただ、「芦原の型」を実戦(組手)で使えるようにするには、基本稽古の各技を一通りマスターし、約束組手で型の技を出すタイミング・位置関係を学び、フリーの組手・サバキで慣れることが必要です。
結局は芦原カラテの道場メニューに繋がり、芦原カラテの稽古カリキュラムの有益さがよくわかります。
以下商品にて、公開されている「芦原の型」全てと、芦原本流の「基本稽古」が映像で学べます。
今回は以上です。
以下記事も参考に。