「手が触れ合ったら倒れている」テクニック2つ 芦原空手/武道全般 向け

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「手が触れ合ったら倒れている。相手の技に触れたら、攻撃のGOサイン。」

これは、達人の芦原英幸先生の指導内容です。

今回は、手が触れ合ったら相手が倒れている状態にもっていくための具体的なテクニックを考えてみました。

最初に結論です。

①手が触れた瞬間に攻撃スタート。

②相手の技の軌道を予測した上で攻撃する。

今回は芦原空手(芦原会館)のサバキ技術に特化した内容です。

とはいえ、芦原空手の原点は実戦(ストリートファイト)で使える空手ですので、フルコンタクト系武道全般に通ずる内容になるので、どなたでも参考に。

それでは、深堀りします。

目次

①手が触れた瞬間に攻撃スタート。

手が触れたら相手が倒れている状態にもっていくために、まずは、手が触れた瞬間に攻撃スタートすることを意識すべきです。

この時の手の使い方は触角です。

「手は触角」と意識すると、技と技(手の受けと攻め)の間の時間が短縮されます。

この延長線上、つまり技と技の間が極限に短縮されると、「手が触れ合ったら倒れている」状態に近づくと考えています。

②相手の技の軌道を予測した上で攻撃する。

上述①よりさらに上のレベルです。

手が触れた瞬間に攻撃スタートしますが、手に触れる前から、相手の技の軌道を予測した上で、自分の攻撃の準備をします。

相手の攻撃が手に「触れる前提」で自分の技を出していくので、上述①よりは早い挙動です。

相手の技の軌道を予測した攻撃について、イメージは動く標的を打つクレー射撃です。

このタイミング・感覚を掴むことができれば「手が触れたら相手が倒れている」状態へもっていけると考えています。

↓参考書籍↓ クレー射撃を例に挙げて、動く相手に対するカウンターの記載あり(191ページ)

まとめ

今回は、手が触れ合ったら相手が倒れている状態にもっていくための具体的なテクニックを記載しました。

①手が触れた瞬間に攻撃スタート。

②相手の技の軌道を予測した上で攻撃する。

なお、今回テーマは、芦原カラテ技術書に、格言として掲載されています。

具体的には、書籍「実戦!芦原カラテ パート1」86ページの「芦原カラテ格言集」です。

↓ 実戦!芦原カラテ パート1

さて、今回記事は技術書を参考に記載しましたが、私自身、組手(実戦)で上記②のテクニックを十分に使えてないことに気付かされました。

そもそも今回テーマを含む芦原空手の格言集は「スランプ打開の決め手」になります。

たった1行の文言ですが、深く考えさせられたので、今後の空手に活かしていきます!

それと、達人の指導内容を私なりに解釈したので、受取り方が違う人がいるかもしれません。

空手を継続していると、同じ指導を受けても当人のレベルによって、得られるものが変わってくることがあります。

色帯の頃の私が、今回テーマを目にしていても、響かなかったと思います。

長期継続していて、稽古・指導内容の受取り方が変わってくること、その奥深さに気づいたら、武道は格段に面白くなります。

この面白さこそ、everkarate のコンセプト「生涯武道」に繋がると考えるのて、これからも達人・先人の指導内容を深堀りしていきます。

今回は以上です。

以下記事も参考にどうぞ。

「手は触覚」について、深堀りしました。

「ながらの空手」について深堀りしました。

  

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